山本太郎:
こんばんは。れいわ新選組と申します。よろしくお願いします。れいわ新選組代表の山本太郎が三宮でマイクを握らせていただいております。ごめんなさいね、カジュアルな服装で。選挙といえば何かしらビシッとスーツを決めて、皆さんにお願いをする、訴えをする、そんなイメージないですか? ごめんなさい。真面目な服装をしてても国会の中では悪いことをやりまくってるのが普通の政治家です。カジュアルな服装でもしっかりと真面目に、皆さんの生活を、より良くしていくために頑張っております。れいわ新選組と申します。山本太郎。山本太郎がこれから皆さまに訴えをさせていただきます。政治なんてどうでもいいよ。俺の生活とは一切関係ない。そう思われてる方々も少なくはないでしょう。あまりにもひどい政治。もう愛想尽かした、どうでもいい。でもそれちょっと待ってほしいんですよ。政治とあなたの生活は一直線に繋がってます。今、赤信号で立ち止まっている皆さん、どうして赤信号で止まるんですか? 青信号で進まれた皆さん、どうして青信号で進むんでしょう? これは道路交通法に基づいているんですね。あなたはこの国でつくられたルールから逃れることはできません。消費税8%から10%に上がんのだるいな。金払うんか、またか。最初は嫌でも上がりゃあ素直に払いますよね。どうしてですか? 消費税法に則っているからです。政治とあなたは一直線に繋がっている。たとえあなたが無関心でも政治とは切っても切れない、そういう関係性なんです。
この30年の間で日本国内でさまざまつくられた法律。これによってこの国は壊されました。30年、先進国の中で唯一、日本という国だけが30年経済が不況なんです。さまざまつくられた政策によって、この国の経済は壊され、格差が拡がった。国会で一体何が行なわれているのか。皆さんにはぜひウォッチしていただきたい。注視していただきたい。1人でも多くの方が政治から心離れてしまう、手を離してしまう、目をそらしてしまえば、国会の中はやりたい放題です。選挙のときに50%の人たちが票を捨ててしまった結果、今、この国はむちゃくちゃになりつつある。事実上、政府もないのと一緒。これから具体的に山本がお話をしていきます。そしてこの国をもう一度立て直す。そのための処方箋を皆さんに聞いていただきたいと思います。れいわ新選組、8人の小さなグループ。これを皆さんの力でどうか中規模政党、2桁の議席、2桁の議席へとぜひ成長させていただきたいと思います。どうかれいわ新選組山本太郎の訴え、このあと聞いてください。よろしくお願いします。
改めまして、こんばんは。れいわ新選組代表の山本太郎と申します。皆さん、景気良いですか? どうでしょう? 賃金バリバリ上がってます。物価高? 関係ないです。全く問題ありません。そんな方はどれくらいいらっしゃいます? いてもいいんですよ。いらっしゃったらこのあとみんなで、その人の奢りで飲みに行こっか。そんな話はいたしません。多くの方々が物価は上がっているのに賃金がそれに見合わない。物価上昇に対して賃上げが伴わない。そんな方々いっぱいいらっしゃいます。そりゃそうです。このような状況のままで国が放置プレイを続ければ、さらに皆さんの生活は厳しくなります。それどころか社会にはさらにお金が回りづらくなって不況は深まっていきます。今の時点でむちゃくちゃヤバいんですよ、皆さん。帝国データバンク、その倒産件数というものを見てみると、中小零細バタバタ潰れてます。8割、不況型倒産。テレビ・新聞見てると、何かしらこれから景気が良くなるのかなっていうような空気はあるんですけど、だまされないでください。実際、日本の景気はむちゃくちゃ悪いんです。それに加えて物価高だけで皆さん困ってるわけじゃないんです。日本は特別。30年。30年という長い期間にわたって、先進国でただひとつ経済不況が続く国なんです。30年景気が悪くなり続けて実質賃金が下がり続ける先進国って、日本以外に存在しますか? しません。30年、景気が悪くなり続けて、所得の真ん中、所得の中央値が131万円も下がる国、世界にありますか? ありません。異常事態です。どうしてこんなことになったの? 日本人が怠け者だから? 違いますよ。日本人は頑張り過ぎてる。唯一頑張ってない政治が特定の人たちのためだけに頑張り続けているから国がこれだけ壊れるんです。
具体的に話していきます。れいわ新選組代表山本太郎と申します。一体、この国の政治はどっちを向いているんだ? 人々のほうを見ていない、そういう風に感じることあると思うんです。正解。向いていません。皆さんのことは一切眼中にないのがこの国の政治。じゃあ、どっち向いてんの? 票をくれる人たち。しかもまとまった票をくれる人たち。そして、まとまった政治献金をくれる人たちの方向に目が向いてます。それって何? いわゆる大企業、資本家です。票や金で買収された国会議員たちはバッジをつけた途端に誰のために仕事をしますか? ご恩返し。票をくれた。組織票。自分とこの会社だけじゃなくて取引先。二次請け、三次請け、四次請け。さまざまな票を取りまとめて、自分たちの代弁者を国会に送り込む。それを一生懸命頑張ってきたのが大きな企業たちなんですね。そして企業献金でその人たちを応援していく。結果、何が生まれましたか?ってことなんですけど、残念ながら政策が歪められてきました。大きく分けてどんなものが歪められてきたか? 日本の経済没落30年の裏にある2つの大きな政策的間違い。ひとつ、労働環境をぶっ壊したこと。労働環境をぶっ壊して何が起こりましたか? 非正規労働者増大です。1990年代から「不安定」、「いつでも首切れる」「賃金が安い」そんな非正規労働者が増えました。今や働く人々の4割。非正規労働者、どんな状態ですか? 賃金安い、使えるお金少ない、できればお金は出ないように気をつける。結果、4割の人たちがお金が使いづらい社会になってったら何が生まれるかっつったら、全体的に実質賃金下がっちゃうんです。そりゃそうですよね。収入が減った人が自分の収入以上の買い物なんてなかなかできません。つまりは社会にお金が回らなくなった。社会にお金が回らなくなれば、当然、さまざまな事業者は売上減らします。売上減らしたらどうなるか? 事業者は賃金を減らすか首を切る。そういうことを続けてきた30年。負のスパイラル30年から出れていない国が日本なんです。
どうして非正規労働、不安定、安い賃金で働く人々を大量につくったか? 大企業、資本家たちにとってみれば、働く人々が一番大きなコスト。そのコストを下げるために労働環境を破壊し、不安定な働き方を拡げていった。組織票と企業献金で、ルールを決める国会を乗っ取っていくんです。ごめんなさいね。こういう問題って日本だけじゃないんです。1%のための政治を金と票で買収していく。これは世界にもあること。世界各国でそういった勢力と闘っていく。要は国を資本を持った者たちから奪い返すっていう闘いなんですよ、世界では。日本だけです。おとなしく羊のように。しょうがないよな、社会がこれだから。政治がこれだから。1人でも多くの方々が諦めてしまえば、社会は変えようがないんですよ。30年、日本の経済は地に落ちてる。2000年、1人当たりGDPは世界で2位だった日本。2023年、1人当たりGDPは34位にまで転落してる。確実に貧しくなってってんですよ。国内を草刈り場にして、一部の者だけが儲ける。そんな社会が拡大してしまった。
国民の6人に1人が貧困。高齢者の5人に1人が貧困。一人暮らし女性4人に1人が貧困。ひとり親世帯、2つにひとつが貧困。もうむちゃくちゃなんです。一方で金儲けしまくってる人たちもいます。先ほどお話しした大企業など資本家。この13年の間に内部留保600兆円を超える。現金、キャッシュで見てみたら13年の間に139兆円もの新たな金を懐に入れている。格差が開いている。超絶格差社会、日本。あなたの生活が苦しいのは、あなたの努力が足らないからじゃない? ある意味でのそういった自己責任という形にどんどん変えられていってるんですよ。これがスタートしたのが小泉政権。そこから今やその風はさらに強くなっている状態です。考えてみてください。人間1人でやれることなんてそう多くない。だからこそ社会で支えるんでしょう。そのために国があるんでしょう。そのために皆さん、納税してるんでしょう。なのに政治はあなたのほうを向いていない。こんな馬鹿な状況はない。国民が苦しんでいる一方で数千万円もの裏金をネコババ。それで許される国ってどんな国? ありがとうございます。設備屋さんなんですね。景気良くするからね。力貸してくださいね。ありがとうございます。まずこの国に必要なことは何かっつったら、これだけ地に落ちた経済をもう一度立て直す必要があるんですよ。一部の者たちだけに利益を差し上げるために国の雇用が壊された。それだけじゃない。税金の取り方も歪められている。ないところから取るな、あるところから取れ。これが税金の基本ですよね、当たり前。ないところから搾り取ったら、そのあとお金使えなくなるから。だからこそ余裕があるところ、むちゃくちゃ儲けているところから多めにいただくのが税金の基本。でもこの国では形が変わっちゃったんです。大きく歪められた税制、その筆頭は消費税なんですよ。
消費税って皆さん、何のために取られてると思います? 多くの方々は社会保障のために取ってるんだろう、そう思ってます。ごめんなさい。間違いです。直間比率の是正のために取ってます。何なんだ、それ、美味しいの? そう思われた方、直間比率とはある人たちの税金を下げるために、ある人たちに新しい税金をつくって埋め合わせをする。ある人たちの税金を下げるために、別の税金で埋め合わせをするっていう話なんですよ。直接税を下げるために間接税を導入した。つまり何かって言うと、消費税とはあなたの社会保障とほとんど関係がない話。皆さんから毎年、毎日搾り取っている消費税はその一部しか社会保障に使われていない。じゃあ何のために使ってるんですかって? 大企業に対して大減税するために使ってるんです。あまりにもあり得ない話、なかなか信じ難い、そう言われる方はぜひ調べていただきたい。消費税が始まったのが3%で1989年。それ以前の直間比率の是正、これをググっていただいたらあなたも理解していただけると思います。
話戻りますよ。消費税上がるたびに下がり続けたのが法人税。それによって儲かったのは一部の人たちだけ。それと併せて雇用の破壊を行ない、一番のコストである人間を安く買い叩いていくことが前に進んだ。国はどうなる? 当然、壊れていきます。今のこの国の状況は原因があって結果があるんです。政治による国民への裏切り。政策を、魂を売った結果、多くの人々は大変な状況に追い込まれている。今、これに歯止めかけなきゃダメなんです。物価高くて大変? だったら消費税やめようよ。消費税やめたらどんなことになるか? あなたの手元には使えるお金が増える、毎年20万円~30万円。さらに消費する世帯ではもっとです。今、手元に20万円~30万円が新たに使えますということになったら、皆さんは何に使いますか? 旅行に行く? 行ってください。あなたが旅行に行けば、あなたがお金を使えばそのお金は社会に回ります。20万円~30万円もったいないから貯金しておこう。先が見えない、何があるかわからない。OK。でも一部は使いますよね。今でさえ十分でないんだから。あなたが使った一部のお金、回り回って誰かの給料になります。誰かの消費が誰かの所得に変わっていく、当たり前の循環。
簡単な話、しますよ。りんごジュースです。りんごジュース。あなたが150円で買ってくださったりんごジュース。そのお金はどこに行きますか? 買ったお店に入るのはもちろん、そして買ったお店の従業員にお金が落ちるのはもちろん、りんごジュースの元、りんごを作った農家にもお金が行く。りんごジュースを作っている工場で働く労働者たちにもお金が行く。そして紙パックを作っている労働者たち、その工場にもお金が入る。それぞれを運ぶトラックドライバーにもお金が回る。あなたの150円、どこまで行くんですか? お金は波及します。あなたの消費は誰かの所得に。このお金が循環するという道を閉ざす、ダムつくる、ブレーキかけたのが消費税なんです。消費するたびに取られる罰金、これがどんどん上がってって今や1割。当然、増税するたびに景気は落ち込みました。どれくらい落ち込んだか? わかりやすく説明するためにリーマン・ショックと比べますよ。
れいわ新選組代表山本太郎と申します。リーマン・ショックといえば100年に一度の不況です。リーマン・ショックで失われた個人消費、消費は4.1兆円マイナスでした。4.1兆円、リーマン・ショックで失われたこの景気をもう一度元に戻すまでにかかった期間は1年9ヶ月。消費税が5%に上がったときには、失われた個人消費は7.5兆円。増税前の景気に戻すまでには3年9ヶ月かかった。消費税8%で失われた個人消費は10.6兆円。元の景気に戻るまでにかかった期間は? 5年経っても景気は戻らなかった。なのに消費税をさらに上げた。10%で失われた個人消費は18.4兆円。4年経っても景気回復せず、その間にコロナも混じってしまった。馬鹿なんじゃないの? 経済オンチなんじゃないの? 世界広しといえども、景気が悪いときに増税する国は存在しないんです。各国、消費税的なものは減税するんですね。例えばコロナ禍。世界では100以上の国が消費税的なもの、呼び方は付加価値税と呼ばれることもありますけども、消費税は下げたんです。どうしてですか? 誰かの消費が誰かの所得に変わる。この循環にブレーキをかけてしまえば社会にお金が回らなくなる。そうなれば事業者は倒れる。そうなれば失業者が生まれる。そうすれば社会が不安定になる。国を守る上でも、国防、安全保障上、経済を安定させる責任を国が守るために、消費税的なものは減税なんですよ。一方、「日本すげえ」、そう思うような話がございます。何か? 1997年、日本は消費税を5%に上げました。その翌年から日本は本格的デフレ、不況。その不況によって生み出されたものが就職氷河期、ロスト・ジェネレーション。100社以上面接を受けても新卒の自分が、就職先が見つからない、正社員になれない。バイトでつなぐ。非正規でつなぐ。社会がちょっと景気が良くなっても、正社員として採用されることはない。そのような状況で、泥水すするように生きてきた人いっぱいいますよ。昨日、一昨日ニュースになってました。40代後半の男性でしたか? 5日間何も食べてなかった。所持金がなくて。おにぎりを盗もうと思ってコンビニに強盗に入った。2千数百円相当を、カッターナイフで脅してコンビニから盗んだ。でも去り際にこう言った。「近くの公園にいるから警察呼んでくれ」って。この国のセーフティーネット。生活していけないという状況は、ある意味での生活保護などでは救えない状態になって、今や刑務所がセーフティーネットになってんですよ。もうむちゃくちゃじゃないかよ。こんな国やめにしたいんですよね。とっとと変えましょうよ。そのためには間違った経済政策を変えていかなきゃいけない。一部の者だけプラスになって、今や過去最高益を何年も連続で上げ続けている大企業に、これ以上彼らに減税するための皆さんの消費税を続けるいわれは一切ない。
彼らは30年儲かり続けた。謳歌した。だったら次は皆さんの番じゃないですか? いかがですか? 徹底した減税。徹底した社会保険料の減免。悪い物価高が収まるまでの間は当然、必要なものは現金給付です。世界で当たり前。そのような政策をこの国にもつくっていきましょうよ。その先頭に立っているのがれいわ新選組。どうかお力を貸していただきたい。れいわ新選組。比例、ピンクの投票用紙、比例にはひらがな3文字で「れいわ」、ひらがな3文字で比例は「れいわ」とお書きください。よろしくお願いします。
ようしゃべった。ほんまにもう。息継ぎ忘れるくらいしゃべったわ。山本太郎と申します。兵庫県出身です。宝塚です。神戸、憧れの地でしたよ。学校が箕面のほうにあったんで梅田ばっかり遊びに行ってたんですけど、神戸に来るときにはちょっと緊張しました。綺麗な街で。ね。非常に憧れがあるところです。そこでこうやってマイク握れるの非常にテンション上がります。でね、先ほどお話ししました、消費税の話。これ、皆さんにとって減税や廃止は、はっきり言っちゃったら悪影響ほぼないんです。逆に言ったら、プラスの影響しかない。30年失われた消費と投資、合わせて需要を取り戻すための第一歩なんですよ。一番助かるの誰? 一番助かるの中小零細なんですよ。中小零細、消費税は赤字でも払わなきゃダメなんです。法人税は赤字ならば納めなくてもいいけれども、消費税は赤字であっても絶対に払わなきゃダメなんですよ。でもね、中小零細、立場が弱い。そういう立場の人たちは取引先、大手とかそういうところに消費税上がったときに、上がった分はお前ら持てみたいな不平等な話、押し付けられてるところも結構あるんですよ。とてもじゃないけど払えない。借り入れするしかないか。そんな形で消費税を納めている人たちいっぱいいます。この国の雇用、労働者7割。7割が中小企業に雇用されてんですよ。大企業のみ優遇30年。中小企業に優遇しろよ、もっと。働く人々の7割、ここを支えてるのは中小零細です。ここに対してしっかりと息を吹き返してもらうためにも消費税は廃止。その先頭に立っているのがれいわ新選組です。
そしてですね、時間がかかるからやらないって言うんですよ、やる気のない政治家たち。自民党、立憲民主党。時間がかかるからね、これはね、意味がないんだよ。物価高には追いつかないよ、間に合わないよって言うんです。大嘘です。イギリス、消費税的なもの、付加価値税、これを下げる、どれくらいの期間でやりましたか? 7日。マレーシアは16日。ドイツは28日。先日、党首討論、テレビに出たときに石破さんと立憲の野田さんに直接言ったんですよ。そしたらこう返ってきたんです、答えが。そういった国々とは違う。イギリスとは違う。イギリスとは違うって。壊れたラジオみたいにイギリス、イギリスって言い続けるんですね。税制の改正、税のルールを法律上変えなきゃいけないから時間がかかるって言うんです。へぇ、何言ってんだろ、この人と思って。ドイツは14日間で法律を改正し、その14日後には街中で減税がスタートしてるんです。フランス、78日で税制の改正を終えてる。やる気があるかないかだけの話なんですね。30年の不況にコロナで物価高。6人に1人の国民が貧困という状況。国民全体で見れば6割が生活が苦しいと言っている。このときに減税もしないようなある意味での大マヌケは、サッサと政治の場から退場してもらいましょう。いかがでしょうか? 入れ替えるしかないんだよ。取り戻す。取り戻す。経済オンチから日本を取り戻す。そのための闘いでございます。
さぁ、というわけで、れいわ新選組代表山本太郎、マイクを握っておりますけれども。こっから先ですね、こっから先は皆さんからもご質問をいただこうかなと思うんです。選挙演説って一方的でしょ? 一方的。一方的にガーッてしゃべられて、それでどっか行っちゃうっていうね。それじゃ意味ありません。皆さんからもさまざまなご意見や質問やいろんな話を聞いた上で、こちらの考えを述べるということをやっていきたいんですけど、選挙にルールがあって時間がそんなにないんです。8時、8時までにマイクを切らなきゃいけない。7時59分59秒にマイクを切らなきゃいけないルールなんです。なので最後の10分はインフォメーションの時間として、最後の締めのご挨拶として残しておきたい。つまりはあと18分30秒残ってるんです。これを皆さんとのコミュニケーション、一緒にやっていけたらなという風に思っております。で、もう1人ですね、山本太郎だけじゃなくて外交・安全保障、これをどうするのかという部分においての私たちの素晴らしい候補者、ご紹介したいと思います。皆さん、アフガニスタンで戦争ありましたよね。これを武装解除をした人、それが私たちの候補者になってるんです。比例、ピンクの投票用紙、比例ですね。「れいわ」と書いてくださいと言っている。東京ブロックで立候補してるんですけれど、今日は大切な話をしてもらうためにも、ここ神戸にお越しいただきました。ありがとうございます。比例東京ブロックの公認候補、東京外語大学院名誉教授であられます、伊勢崎賢治でございます。伊勢崎先生お願いします。
伊勢崎賢治:
どうも。どうも。太郎さんが来る前にちょっと盛り下げてしまいました(笑)
山本太郎:
なかなかね、本当の話を聞くと、ね、テンション下がることだらけですよ。それを明るくしゃべるってなかなか難しい。けれどもこれは変えられることなんですよ。この国の最高権力者は総理大臣じゃなくあなたですから。みんなで変えていこう。そこにはちゃんと安全保障とは何か? 外交とは何か?ということをわかってる人が道しるべ、そうなっていくべきだと思ってます。今、国会に必要な人はこんな人。国会議員にアフガニスタンの、何かしら武装勢力から武器を下ろさせるってことやった人いませんよ。この人がそうなんです。どうぞお見知り置きを。伊勢崎賢治でございます。ありがとうございます。
伊勢崎賢治:
今、ちょっと太郎さん来る前にちょっとツッコミが入って。なんか外交・防衛、特に防衛ですよね。それと我々の日常の暮らしがあんまりかけ離れてると。実はそうではなくて。岸田政権、去年ですね、発表したわけですね。今から2027年までに防衛費を倍増すると。倍増すると。
山本太郎:
あ、あれですね、43兆円の軍拡って言われるやつですか?
伊勢崎賢治:
そうです。そうです。これが達成されるとどうなるかと言うと、日本は第3位の、世界第3位の軍事大国になるんです。アメリカ、中国、日本。第3位の国、9条の国がですよ。いいですか、9条の国が世界第3位の。この景気であるのに、景気なのに。だから直結してるんですよ。何で防衛費が増大するか、これ言っちゃいましょうか? ひとつの理由です。
山本太郎:
はい。ありがとうございます。
伊勢崎賢治:
皆さんが怖がるからです。怖がるから、それだけ。国民が怖がるから。何に怖がるのか? はい。今、中国怖いですか? 中国怖いですか? だから自衛隊をもっと強くしよう。アメリカともっと軍拡しよう、そうなるわけでしょ? 誰も異を唱えない。というか異を唱えにくい。そういう雰囲気づくりですね。これが問題なんです。中国怖いですか? はい。スーパーパワーだから。アメリカと同じように。くしゃみをしただけで我々風邪ひきます。そういう意味で警戒しなきゃいけません、それは。でもちょっと面白い話をします、今から。今から40年の間、この40年の間。たぶん皆さん、若い人生まれてない。これ、長いスパン、40年の間にアメリカが軍事侵攻した国はどのくらいあると思います? 13カ国です。13カ国に侵攻したんです。つまり侵略みたいな感じですね。そのうちのひとつ、アフガニスタンで僕はアメリカのために、アメリカのために闘いました。中国はこの40年間に軍事侵攻した国の数、どのくらいあると思います? ゼロです。ゼロなんです。ゼロなんです。じゃあもうひとつ。アメリカがアメリカ国外に、アメリカの外に軍事基地をいくつ置いてる、いくつつくってると思います? アメリカの軍事基地です。750。750。80カ国に。そのうちのひとつがここです。っていうか、その80カ国の中で一番でかいアメリカ基地を持ってるのがここです。
中国は、中国の外にいくつ基地を持ってると思います? 1個です。1個。1個ですよ。ジブチというアフリカの上のほう。そこにはアメリカ軍も実は基地を持ってる。実は自衛隊も恒久的な軍事基地持ってんですよ。この9条の国が軍事基地持ってんです。で、これを固定化したのが旧民主党政権です。僕は反対したんだけど、友達いっぱいいたから。日本はもう軍事基地を外に置く、そして岸田内閣の計画通り防衛費が倍増されたら、日本は本当の本当の軍事大国になるわけです。今、中国の話聞いてどうでしたか? これ。そんなに怖がる必要ありますか? 怖がるなとは言わない。さっき言った軍事ってね、スーパーパワーだから。でもそんなに、そんなに怖がる必要ありますか? そこなんです。怖がらせると誰が儲かるか? もちろん、日本がもっと武器欲しい、欲しい、欲しい、欲しい。武器産業儲かりますね。それと政治家です。恐怖というのは、国民の恐怖というのは一番票になるんです。でしょ? これは古今東西、ひとつの法則です。国民を怖がらせる、それで一番力を集中させる手段なわけであります。これはしょうがないかもしれない。で、みんな怖いもん。怖がるもん。恐怖はあるもん。でもほどほどにしましょう。ほどほどに怖がりましょう。そのために今、僕はひとつのファクトを提示しているわけです、今の中国の軍事基地の話。中国は果たして侵略したことがあるか? それは中国は、ね、珊瑚礁を埋め立てたりしてますよ、それは。実は日本も同じようなことをやってんですよ、実は。沖ノ鳥島ってところで。でも、他国を侵略してないんです、まだ中国は。この40年間。ちょっとそこは頭に置いて、その怖い、怖いに少し、少しだけブレーキをかけてください。それが皆さんの生活にもっと予算を投資する。もうね、イージス艦1隻買うお金があったら、高校無償化できるし、大学も無償化できますよ、これ。そういうことなんですよ。ぜひ応援ください。
山本太郎:
ありがとうございます。
伊勢崎賢治:
さっきも言ったように僕は見解あります。こういう感じで。
山本太郎:
まぁ学者さんですしね。で、ファクトを元に話していくということは当然のことですけれども、何よりも、これは実務家としてさまざまなことに関わられております。東ティモールで国連PKO暫定行政府の県知事を務めた、そんな知り合いいます? そんな国会議員います? いません。それだけじゃない。アフガニスタンの武装解除までやったってことですからね。ある意味でそこまでの外交、ある意味での調整をできるような政治家は皆無です。逆に言えば、第2次安倍政権から、北朝鮮から発射された衛星ロケット、ミサイルと呼ばれるようなもの、100発以上です。これに対して日本政府、どう対してますか? 日本政府はけしからんと言ってるだけで、中国経由、中国になんとか言うてくれへんかって言ってるだけなんですよ。外交なんてやってないんです。外交なんてやってない。皆さんから見える外交っていうのは、持参金付きの海外旅行なんですよ。本物の外交をしなきゃダメ。私たちは国を引っ越しできるわけじゃないですよね。隣近所とうまくやるって当たり前のことなんですよ。そして経済も密接に繋がってる。これはスーパーコンピュータ富岳、それが弾き出した内容なんですけれども、中国との間にたった2ヶ月、戦争までいかないが緊張が生まれた場合どうなるか? 1.4兆円の部品が中国から入ってこないだけで53兆円、53兆円の生産額が消失するんです。53兆円分の物がつくれなくなりましたっつったら、それに関わる労働者どうなります? 物をつくった後に輸送する、輸送した後にそれを販売する。さまざまな人まで広がっていけば、この消失は53兆じゃ済まないんですね。桁が変わる。
つまり何か? 緊張が生まれるだけでも人が死にます。戦争にならなくても人は死ぬ。それを考えたときに、まずやるべきは、軍拡で緊張を煽ることではなく、これまでやってきていない外交をしっかりやるってことなんです。例えばですけれども、アメリカと中国の緊張、これ高まっていると言われます。ここに対してアジア諸国はどうしているでしょうか? はっきりしてんです。どっちにも乗らないっつってんです。アメリカ側につくのか、中国側につくのか、俺たちに選ばせるなっていう態度をしてるんです。これは武力が、なんだろな、軍軍事力が弱いとか、国がちっちゃい国々が集まった上で、大国の暴走止めるための方法、ボーキング(尻込み戦略)って呼ばれることのひとつなんですよね。日本だけですよ。アメリカの尻馬に乗って、台湾が、中国がっつって、軍拡までしてんの。43兆円の中身は何も決まってなかったんですよ。アメリカから武器買う。国内で武器製造する。ミサイル1000キロ、2000キロ、3000キロ飛ぶような開発していく。このような状況になれば当然、緊張高まるし、下手すれば戦争になります。そんなことじゃ国は守れない。一見かっこ良く聞こえるかもしれないタカ派、日本が舐められないようにって。ごめんなさい。そんな中二病じゃ国は守れないんですよ。現実を見なきゃダメなんです。そのためにはまず外交。その先頭に立っていただくのが私は伊勢崎賢治さんだと思ってます。どうかお力を貸していただきたい。実務家。世界で実際に戦争を終わらせてきた、お一人でございます。そういう方にリアルな安全保障を、国会の中でしっかりと議論を闘わせていただく。そのためには、比例。ピンク色の投票用紙。比例には「れいわ」。ひらがな3文字で「れいわ」とお書きください。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
さぁ、こっからなんですけれども先ほど言いました。皆さんに発言をしていただきたいってことなんですけど、今、43分。なのでごめんなさい。10秒で質問できます? 10秒で質問なんて無理だろって言われる方、そうでもないんです。例えばっていう形でやらしてもらいます。「憲法改正についてどう考えてますか?」4秒。「消費税やめるって言ってますね。財源どうするつもりですか?」7秒。こんな感じです。ご挨拶いりません。10秒使ってそのまま質問までポイントでいっていただくということをお願いいたします。さぁ、ご希望される方いらっしゃるでしょうか。10秒でやれるっていう方に限定させていただきます。じゃあ、そちらのあなたいこうか。今、横で手振ってる、オレンジのフードの横の人。前のほうに来てください。赤いチカチカ。さぁ、他いかがでしょうか? さぁ、じゃあそちらの眼鏡をかけたリュック、その方、前に来てください、あなたですよ。さぁ、他いかがでしょうか。れいわ新選組代表山本太郎に直接、じゃあ赤い女性、あなたいきましょうか? さぁ、他いかがですか? 通りすがりのあなたに話してほしいんですよ。どうでしょう? 周りの友達が「おまえ、おまえ」って言ってます。じゃあ、みんなで来ればいいやん。はい。どうぞ。そちらの若い方どうぞ。さぁ、他いかがでしょうか? さぁ、どうでしょう? いらっしゃいましたね、あなたですよ。来てください。一番前まで。ありがとうございます。さぁ、というわけで、最後の1名。今、女性の方が手が挙がりました。全部で5名。その方を入れてですね。ありがとうございます。終わりの時間までかなりタイトになっていますので、私自身の回答も短めにいきたいと思います。ただし、これはちゃんと説明しなきゃならないな、というものに関しましては、しっかりと説明をさせていただくことになります。基本的には、一問一答。10秒でお願いをしたいと思います。さぁ、れいわ新選組代表山本太郎にご質問ください。最初の方どうぞ。
質問者:
103万円の扶養って上がらないんですか?
山本太郎:
上げるべきでしょう。ええ。だってそりゃそうですね。103万円まで届くっていうのがもうすぐそこまできてて、これ以上働けばもうとんでもないことになると。負担が増えるわけだから。で、国民民主党ってところは170数万円まで上げるって話してますね。で、私たちそれ以上、上げたいと思ってます。ただ申し訳ないのが今回の選挙でそのプランを皆さんにお示しできていないってことが申し訳なく思います。ただし、103万円の壁を今すぐに上げるプランを示せなくても、これは皆さんに対して例えば消費税の減税であったりとか、これは悪い物価高が収まるまでの現金給付であったりとか、さまざまなものでサポートはしていけると思ってます。じゃあ、逆に控除っていう部分をどこまで拡げるっていうことが必要なのかってことを考えたら、まだ党内でしっかりとそのプランが出来上がってない状態なので、この場で言うのもどうかと思いますけど。この国にあるワーキングプアっていうものをなくすくらいの控除を上げなきゃいけないと思ってます。つまりは何か? 年収200万円以上のどこかで、それを控除するっていうようなことをしていかなきゃいけない。30年の不況で、この国は大きく落ち込んだ。貧困を拡大させてしまった。30年の不況がなくてちゃんと経済成長していれば、本来ならば年収300万円が当たり前の国になってるはずなんですよ。それを考えたらワーキングプア、年収200万円、それを下回るような状況をそのまま放置しておくわけにいきません。この先の公助を考えたときに、この国の貧困状態にあるっていうところを解消していくための公助を私たちは考えていきたいなという風に思ってます。ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎と申します。直接質問してください。どうぞ。
質問者:
日米安保条約と安保法案についてなんですけど、廃案ではなく対話、見直しでよろしいでしょうか?
山本太郎:
ごめんなさいね。伊勢崎さんに答えていただきたいところですけれども、私の考えを言うと、いきなり廃止はこれ現実的じゃない。どうしてか? アメリカとの同盟関係。事実上はこれは植民地が日本で宗主国がアメリカなんですよ。間接支配された植民地なんですね、日本は。これを考えたときに平等にしていくってことが必要だと思います。
伊勢崎賢治:
ありがとうございます。
山本太郎:
はい。なので必要なことは何かといったら、日米、例えばですけれどもこれ地位協定、アメリカで許されてない訓練をどうして日本国内でできるんだよ。保育所、そして住宅街、病院、お構いなしに超低空飛行。日本の航空法なんて無視。こんな馬鹿な話ある? 日本の国中どこでも好めば、彼らが考えればどこにでも基地つくれるってそれ植民地っていうんだよって。おかしい。対等にするべきです。そのような考えです。
伊勢崎賢治:
ありがとうございます。その通りです。
山本太郎:
はい。日本国の法令には従ってもらう。当然のことだと思います。伊勢崎さんの話ではアフガニスタンでさえもそれをやっていたってことです。
伊勢崎賢治:
イラクもです。
山本太郎:
はい。ありがとうございます。そういうことでした。ありがとうございます。さぁ、次の方どうぞ。
質問者:
日本の一番悪いところってなんやと思いますか?
山本太郎:
難しいな。あのね、いまだに政治を政府をお上だと思い込んでること。お上じゃないんですよ。殿様じゃないんですよ。王様じゃないんですよ。そんな時代は終わったんです。この国の最も力を持った権力者は、あなたなんですよ。あなたがこの国の行方を決める。そして提案する。そしてそこに参画していくこと、それがこの国に生きてる人たち全員に許されてるんですよね。だとするならば、お上ではない、「お上が決めたことは絶対」、そうなっちゃったら、もうむちゃくちゃな国です。事実上、30年でむちゃくちゃな国になっちゃった。そうじゃない、変えていける。ここまで来たら変えるしかない。将来に不安しか感じないでしょう? そんな国、間違ってるんですよ。戦争も紛争も起こっていないのに、毎年2万人〜3万人が自分で命を絶つ国、狂ってますよ。ひとり親世帯の2つにひとつが貧困? 一人暮らしの女性4人に1人が貧困? 狂ってますよ。政治が仕事をしていない。その結果です。お上じゃない。役に立たない使用人たちの首を切る、その作業が選挙です。れいわ新選組に力を貸してください。次の方どうぞ。
質問者:
こんばんは。病気になって職を失いました。今後もお金がない状態なんですけど生活保護は受けさせてもらえませんでした。今後、どういう風に生活保護は変わっていけばいいでしょうか?
山本太郎:
ありがとうございます。おかしな話。だって収入がないんでしょう? 誰が支えんのよ?って。死ねって言うんですか? おかしい。生活保護という制度自体をまるで怠け者が受けるようなものだっていう風に刷り込んだの誰ですか? 自民党ですよ。野党時代の。とんでもない。生活保護の不正受給1.8%しかないんです。それを正せばいいだけでしょ? 金額に直せば0.5%ですよ。そこを正せばいいだけでしょ? 98%が適正に受給されているものを、それがあたかも多くが不正受給しているような報道と国会の中での議論というのは本当に万死に値すると思います。誰もが困ったときには躊躇せずに受けられるもの、それをセーフティネットって呼ぶんですよね。生活保護、私たち変えたいと思ってる。それは何か? 今だったら盛大に何もかもなくなる前提じゃないと受けられないんですよ。何もかも失った状態じゃないと受けられないっつったら、ハードル上がります。逆に言ったら、じゃあどうするべきか? 今、家賃が大変なんです。無理かもしれない。住まいを失うかもしれない。だったら住宅扶助、そこで助ける。バラで受けられるようにする。物価が高くて今、ご飯がちゃんと食べれてません、子どもたちに食べさせられません。だったら生活扶助だけ。今、困っていることに対してどこを助ければ生活がちゃんと持ち直すのか? ご病気されてる。だとするならば、フルで受けさせるべき。で、大丈夫ですと、病気はありながらも生活、仕事はしてますってことなんだったら医療扶助。このような形で、何もかも失ってしまうような状態にまで追い詰めちゃダメなんですよ。そこから立ち上がるの、どれだけ時間かかるよ。今、困ってる者に対してしっかりと支える制度でなきゃ、セーフティーネットと言えない。そのような形、私たちは目指してます。ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎と申します。ありがとうございます。ひどい世の中だぜ。とっとと変えちまおうぜ。そういう話なんですよ。やりましょうよ、皆さん。
伊勢崎賢治:
そうだ。やろう。
山本太郎:
れいわ新選組代表山本太郎、マイクを握って皆さんとやりとりをさせていただいております。あと2名かな。あと2名、しゃべりたい人います? 10秒ですよ。ありがとうございます。どうでしょう? じゃあそちらの帽子被った人、いきましょうか。あなたですね。はい。そして、その眼鏡かけた人、いきましょうか。
伊勢崎賢治:
外国人の方。
山本太郎:
あ、外国の方もいらっしゃった? じゃあ外国の方もどうぞ。さぁ、10秒でやりとりをさせていただきます。10秒以内にお話をお願いいたします。
質問者:
今、南海トラフが騒がれておりますが、皆さん、何でこんな時期に万博、カジノ、そんなアホなことをわざわざやるんですか?
山本太郎:
ありがとうございます。南海トラフ、今年の夏、結構みんなビビらされましたよね。南海トラフってどれくらいの規模かって皆さん、イメージできてます? 首都圏直下、これもとんでもない規模のものが東京を襲うんですよ、東京周辺を。どれくらいの規模かってイメージできてます? 首都圏直下っていうのは阪神大震災の5倍です。東北の震災の3倍です。南海トラフっていうのは阪神大震災の18倍です。そして東日本の10倍です。それだけの規模の地震が来るだけじゃなく、元日に発災した能登半島地震は国はノーマークでした。つまりはこの国に今、周辺国と争ったりとか、軍備だけに増強して重工業系を儲けさせて、企業献金の見返りを分配してる場合じゃないんですよ。一番重要なことは防災。そして災害があったときに、国が責任を持って人々にちゃんと食料や飲み物やさまざまなものを提供するってこと。今、それが行なわれてますか? ごめんなさい。行なわれてない。能登半島地震のときには1月1日に発災した。一方で能登半島地震で自衛隊の炊き出し、遅かった。始まったのが遅かったのは1月28日くらいですよ、皆さん。すごくないですか? たった300食。発災してから1ヶ月近く経ってやっと自衛隊が炊き出しした地域もあるんです。むちゃくちゃや、そんなもん。自衛隊員は20万人以上いるんですよ。国防に力を尽くしてくれるなら、災害大国のこの日本の中で住民の命を守るだけじゃなく、生活復旧や復興に向けて大量に人海戦術で生活を立て直すってことをやらないと、この国持ちませんよ。能登半島ってね、6市町、6つの市町、日本の国土の0.45%なんですよ。0.45%。ここに対してちゃんと復興させてない国って最低です。0.45%の地域が守れない者たちに一体どうやってこの国守れるんですか? だからこそ防災省、防災省が必要。石破さんも言ってるけど、あっちはパチモン。どうしてかって? 被災地を置き去りでこんな選挙やってるからですよ。元日に発災したのに、そしてそこから立ち直る前に9月21日に大災害、大雨があったのに、避難所にしか食べ物届いてない。困った人は避難所だけにいるわけじゃない。自宅に避難してる人たちもいる。温かい食べ物届けろよってことを言ったら、キッチンカー出してますって言った。選挙中に調べたら何と言ったか? 政府。10月11日たった1日に、たった1日、1回。珠洲市に関してはたった1回、250食しか提供してないんですよ。そんなマヌケが防災省なんて言うな。本当に必要な防災省は民間丸投げしてる。今、日本は災害を民間丸投げしてる。民間の善意だけでなんとかしてる状態なんですよ。そのノウハウを持った民間の人たちをちゃんと国で雇い上げて、組織にして、さまざまな災害に対応してきたノウハウを国のものとしていきながら、そして困った地域にちゃんとさまざまな手当てをできるようにしなきゃいけない。そのために公務員増やさなきゃダメです。ロストジェネレーション、さまざまな不安定な職に就く人たち、この人たち公務員化していく必要ある。世界で見ても日本は公務員が少ない。1万人当たりの公務員、フランス、イギリスと日本の3. 4倍いますよ、1万人当たりで。アメリカ2.4倍。不安定な雇用を安定雇用に変えていく。そして災害の時に応援すら入れないっていう状況を大量に人々が送り込まれて支えるってことをやらなきゃいけないんですね。これからの課題だと思ってます。れいわ新選組の防災省です。さぁ、次の方どうぞ。すいません。急いでください。時間がない。
質問者:
すいません。神戸市内もマンション多いんですけど、国交省がね、マンション管理適正化法を改悪して、管理組合運営は今まで住民でやってるんですけど、それを第三者管理に管理会社が同等と管理できるように改正に持っていってるんですけど。
山本太郎:
ごめんなさい、時間がないので。そのことに関して私、答え持ってません。なので勉強させてもらいます。よければ、私たち参考になるような資料を送ってきてください。お願いします。次の方お願いします。
質問者:
すみません。経済の話したいんですけれども。外国の方なんかこんな生活では、こんな日本の生活ではお仕事を続けられなければ、経済はどうなりますか? 教えてください。
山本太郎:
全部が今、理解できたわけではございません。経済が、ごめんなさい。もう一度お願いします。
質問者:
外国の方いらっしゃる方がこんな生活、日本の生活では、働くことを続けられなければ、こんな生活の経済はどうなりますか? 教えてください。
山本太郎:
ありがとうございます。たくさんの外国人労働者によって支えられている現在。これを続けなければ日本の経済発展はないのではないか?って話ですね。残念ながらこの国では低賃金労働者として外国人を大量に入れているっていうところがあります。でもこれやっちゃダメなんです。よその国の発展を妨げてるんですよ。祖国の発展のために尽くしてもらう人たちを安い賃金で奴隷労働扱いしてるんですよ。こういうような人のやりとりは絶対にしちゃいけない。安全保障問題でもあります。それを考えたとしたら、外国の人を国内で働いていただくならば、これは高い給料で呼ぶ以外考えられない。そして国内の労働者たちに対してもこれは同じです。あまりにも安く叩かれ過ぎてるんですよ。一番安い仕事をさせられているのは介護、そして農業、さまざまありますよ。この国にとって必要な仕事に関しては国が直接的に農作物を買い上げたり、そしてケア労働には月10万円以上のお金を払っていく。外国労働者に関しても、低賃金労働者を入れるっていうのはやめるっていう必要があると思ってます。はい。人が足りないのか? 違うだろう。賃金が足らないんだろう。労働力移転をしていけ。そういう話でもありました。残り30秒、話をさせてください。れいわ新選組山本太郎。れいわ新選組に頑張れよと思ってくださったあなた。もし少しでも寄附ができるって方、お願いしたいです。大政党相手に互角に戦うためには資金が足りていません。ワンコイン500円でも良い。ぜひこちらでお力を貸してください。このあと山本太郎と伊勢崎賢治の間に挟まって写真撮れる方、撮って帰ってください。ネットに上げ放題です。よろしくお願いします。比例は「れいわ」。
※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。