【文字起こし&動画】2024年10月19日 名古屋駅桜通口 山本太郎代表 

投稿日:2024年10月20日(日)

山本太郎:
れいわ新選組代表、山本太郎と申します。よろしくお願いします。れいわ新選組と言われてもよくわからない方々、多いと思います。簡単に解説を。国会議員700人います。700人いるうちの8人。非常に小さなグループです、今は。そこでリーダーを務めております、れいわ新選組山本太郎、今日は名古屋駅前で訴えさせていただきます。よろしくお願いします。「物価上昇に負けない賃上げ」、よく聞く言葉ですけど、皆さん、物価上昇に負けない賃上げ実現できてる人どれくらいいます? どれくらいいますかね? 数そんなに多くないはずなんです。5%上がったって、大企業。でも5%上がった中身見てみて。定期昇給、そういうのを除いたら3%くらいしか上がってませんよ。つまりは何か? この2020年以降、物価は上がり続けているという状況の中で賃金上がっていないって方々が多い。賃金上がったとしても物価上昇に追いつかない。物価が上がれど賃金上がらず、そういう状況の中で生活苦しい人増えてるんですね。厚生労働省の調べ、調査によると、国民の6割が生活苦しい状態ですって。この状況で個人や民間になんとかしろっつったって無理なんです。やるべきは国が大胆な経済政策を打つしかありません。

「賃金が上がる社会をつくる」、国会の中では呪文のように唱えられます。ありがたみのないお経のように繰り返される。じゃあ賃金上がるためには何が必要なんですか?と言われたときに必要な政策は打たれていません。賃金を上げるために必要な政策は景気を良くするための政策なんです。景気が良くなってないのに賃金上げる、そんなお人好しいます? 頑張って上げなきゃ人が逃げちゃう、雇用を失う、そういうところは本当に死にそうになりながら少しだけでも賃金上げてるけど、国として政策打つなら、景気を良くするような政策打たないと賃金全体に上がっていかないんですね。一丁目一番地、何だっつったら減税なんですよ。あなたの使えるお金を増やす。社会保険料減免する、あなたの使えるお金増やす。悪い物価高、収まるまでの間は給付金を出す。あなたの使えるお金を増やす、私が言っていることは突飛な話じゃない。世界中どの国も社会にお金が回っていないという状態のときにはそういった政策を積極的に打ちます。私たちれいわ新選組が訴えているのは、この30年、日本だけ先進国の中でただひとつ、30年の不況。そこにコロナで物価高という状況を大胆な経済政策で大至急底上げしなければ、日本はさらに壊れるってことなんです。もう壊れてるんですよ、皆さん。国民の6人に1人が貧困、それが今の日本。高齢者の5人に1人が貧困、それが今の日本。一人暮らし女性、4人に1人が貧困、それが今の日本。ひとり親世帯、2つにひとつが貧困、それが今の日本。

中小企業見てみて。帝国データバンク、9月のお知らせ。中小企業、零細企業バタバタ潰れている。その8割は不況型倒産。一方で右肩上がりの人たちがいる。誰ですか? 大企業なんです。大資本家なんです。この13年の間に、過去毎年、過去最高益を叩き出し続けている。そしてキャッシュ、現預金だけで見ても、この13年間で139兆円もの新たなお金を手に入れてる。この日本を一言で言うならば何か? 超絶格差社会なんです。誰がこんな国にした? 政治なんです。政治によって壊された国が日本なんです。ジャパン・アズ・ナンバーワン、そう呼ばれた国です。世界のトップをひた走る。世界経済の2割を掴んでいる国が日本だった。それが2020年には2割持っていたシェアが4%台にまで落ち込んだ。1人当たりGDP、2000年、世界で2番目だった日本がそれが昨年、34位にまで転落した。国の政策が間違えば国民は貧困化する。国の政策が間違えれば国内の産業は衰退する。今や日本はこのままでは本当にどうしようもない状況になっちゃうんです。じゃあ、どうすればいいか? 答えは簡単。世界でただひとつ、先進国の中でひとつ、不況が30年続く国ならば当たり前の経済政策を打つべきなんです。それは何か? 世界共通。不況って何ですか? 社会にお金が回っていないことです。それを放置し続ければ、さらに不況は深まります。社会にお金が回ってない状態で国が税金を上げれば、回っていないお金が、より間引かれます。そんな状態になったら、さらに国は弱ります。

30年、日本が何を間違えてきたか簡単にお話しします。大きく分けて2つ。ひとつ、労働環境を破壊し続けた。労働環境を破壊するってどういうことか。選挙のときに組織票、日常的に企業献金、落選したときには就職先まで斡旋してくれる、そういう人たちに選ばれて国会に出向いていく。自民党の屋台骨は経団連です。統一教会だけじゃないんですね。彼らによって議席を得た者たちは、国会の中で誰のために仕事をする? 当然、大企業や資本家にとって一番プラスになることをし続ける。この30年の間に大企業や資本家たちにとって、2つの大きなコストをカットすることに繋がった。ひとつ、労働環境の破壊ですよ。働くあなたが、より安く働く道具に変われば彼らはコストカットできる。人件費、一番高いですからね。つまりは1990年代から始まった非正規化、派遣、さらに拡大した。非正規労働者って何ですか? 給料安い、すぐに首切れる、不安定。そういう労働者が増えていけばどうなりますか? これまで以上にお金が使えない、使わない、そういう状況が世の中に広がる。結果どうなるか? 社会にお金が、より回らなくなるんです。非正規労働者が増えるとともに減るものがあります。何でしょう? 実質賃金です。非正規労働者が増えていったことと、実質賃金が下がっていることは一致するんですよ。目の前の金のために国内を草刈り場にして、一部の者たちだけが儲けて多くの者たちが貧しくされた。これが政治の失敗。その原因は何か? 政治、いや選挙なんですよ。選挙のためには何でもする。選挙でお世話になってバッジをつけてもらった。そういう人たちへの恩返しが、30年、国会の中で繰り広げられている。

もうひとつ、大企業や資本家たちへの見返りとして渡されたものは労働者だけじゃない。税金です。税金の取り方を歪めた。税の基本って何ですか? 税の基本って、ないところから取るな、あるところから取れ、なんです。当たり前ですよね。この国で一番大きく歪められた税の取り方の筆頭は消費税なんです。1989年、3%でスタートした消費税。そっから97年に5%、そしてその後に8%、10%と上がっていった。この消費税が上がっていくごとに下がっていく税金があります。何ですか? 法人税です。消費税が上がるたびに下げていかれる。消費税とはあなたの社会保障とはほとんど関係ない。あなたが毎年、搾り取られている消費税。日常的にコンビニ、本屋、スーパー、ガソリンスタンド、いろんなところで払っている消費税。その中の一部しか社会保障に回ってないんですよ。じゃ、誰のために消費税取ってんのか、今、言った通りです。直間比率の是正。俺たちにこれだけの莫大な税金、払わす気か。誰のおかげで政治家になれたんだ。俺たちの税金を下げろ。そして代わりの税金をつくれ。それが1989年、消費税が始まる以前の議論を皆さんチェックしていただければ、直間比率の是正という言葉にぶち当たるはず。その結果どうなったか。ただでさえ国内にお金が回らない状況が生まれた。雇用の破壊によって。それとあわせて物を買うたびに罰金が取られるという消費税、これがどんどん高くなっていった。いろんな形で社会にお金が回りづらいという状況が生まれた。結果、どうなりましたか?って。製造業、海外にどんどん出て行ったじゃないですか。つまりは消費がどんどん、どんどん落ちていくっていう、国内においては商売成り立たないんですよ。需要がない国にそれ以上商売を続ける理由はなくなるから、企業は海外に出て行くんです。

話戻りますね。じゃあ、どのようにお金って社会に回るんでしょうか。れいわ新選組代表山本太郎と申します。小学生でもわかる話。あなたが使ったお金が誰かの給料に変わるんですよ。誰かの消費は誰かの所得に変わる。一番わかりやすい話。150円あなたが払ってりんごジュースを買った。そのりんごジュースを買った150円は、どこまで旅をしますか? 買ったコンビニの店員の給料の一部になって終わりですか? りんごジュースの元となるりんごを作った農家にもお金が回る。その農家から工場に運ばれ、工場でジュースになる。その労働者たちにもお金は分配される。そしてジュースを詰めるための紙パック、別の工場で働いている労働者たちにもお金が落ちる。それぞれを運ぶトラックドライバーにも給料が落ちる。あなたが払った150円、社会に回っていくんです。波及していくんです。あなたの消費は誰かの所得。

じゃあこの30年の間、消費が落ち込んだこの国どうなった? 所得も落ち込みましたよ。30年不況が続く先進国唯一の国、日本。30年間、実質賃金落ちっぱなし。そんな国あるんですか? 日本以外ない。30年、所得の真ん中、所得の中央値が131万円も下がった国あるんですか? 先進国においては日本のみ。誰のせい? 日本人が怠け者? 労働者が働かない? とんでもない。この30年の不況の間に一番頑張ってるのは国民じゃないですか。働き方が壊され、生活が苦しくなり、生きてて良いのか?と思うような気持ちになって毎日働かれてる方々大勢いらっしゃいますよ。一番頑張ってないの誰だよって。政治なんですよ。この国の経済を壊した。一体誰のために? 国内を草刈り場とし、自分たちは減税を受け、国民を苦しめ、そして働き方も壊した。安く人間雇えるからって。それにはとどまらず、「海外から安い労働力をもっと入れろ」そういうことを古くから言い続けているのが経団連です。私、経団連に何かしらの恨みがあるわけじゃない。資本家というのは大体儲けたいもんでしょ。あまりにも品のない提言をし過ぎてると私は思いますけど経団連のせいだとは言いません。票と金で政策を買収されて、魂まで売って国民の首を絞めにかかるような政治家は一刻も早く退出しなきゃダメなんですよ。一刻も早く。そのチャンスが選挙なんですね。だからお力を貸していただきたいんです。

消費税の話、もうちょっとさせてください。れいわ新選組代表山本太郎と申します。景気が悪いときに増税するのはマヌケです。社会にお金が回っていないのに、そこからさらにお金を間引くような行為が税だからです。景気が悪いときには減税する以外ないんですね。高校生の教科書にも載ってる。世界では景気が悪くなりそう、悪くなった、そんなときにまず最初に取り組むことは何か? 消費税的なものを引き下げるんです。コロナ禍においても100以上の国、100以上の国が消費税的なものを減税してる。「的なものを」と言うのは呼び方が違うから。私たちは消費税、向こうは付加価値税、いろんな呼び方があります。とにかく買い物するたびにとられる罰金は下げるっていう考え方なんです。どうしてでしょう? 誰かの消費が誰かの所得になる。それが社会にお金が回っていくっていう循環だから。景気が悪いときにその罰金を下げないことには、さらにお金が回らなくなる、景気が悪くなる。景気が悪くなったらどうなる? 事業者売上を落とす。売り上げを落としたらどうなる? 賃金下げられる、人によっては首切られる、場合によっては倒産する。ある意味で、社会が壊れることを経済政策で止めるんですよ。だからどの国も景気が悪くなる前に、消費税的なものを引き下げるんです。一方で日本はどうでしょうか。1997年に消費税が5%になった。5%になった翌年からアジアの通貨危機なども合わさって、日本はそこから本格的デフレです。そこから今に至るまで、日本経済は復活してません。そのA級戦犯は私、消費税だと思ってます。

じゃあどれくらいの影響があったか、皆さんにお伝えします。リーマン・ショックを覚えてますか? 100年に一度、100年に一度の不況と呼ばれたリーマン・ショック。リーマン・ショックのときの個人消費、皆さんの消費の落ち込みはどれくらい? マイナス4.1兆円。4.1兆円失われた個人消費が元の水準までに戻るのにどれくらいの期間を要した? 1年9ヶ月。消費税5%に上がったとき、個人消費はどれだけ落ち込んだ? 7.5兆円。増税前の景気に戻るまでにどれだけの時間を要した? 消費税5%では3年9ヶ月。消費税8%に上げたときどれだけの個人消費が失われた? 10.6兆円。そして5年経っても景気は回復しない。そこに対して10%まで上げた。10%に上げたあとどうなった? 個人消費は18.4兆円、失われた。4年経っても景気回復せず、コロナも入ってきて大惨事です。景気が悪いときに消費税を上げるマヌケな国家は日本だけなんです。どうしてやめられない? 大企業に対して減税とセットになっているのが消費税。だからやめられない。票がもらえなくなる、金がもらえなくなる、落選したときに仕事がもらえなくなる。そんな問題、皆さんに関係あります? あなたに直接関係ない話ですよね。国会を職安にするなってことなんですよ。ひと握りの人間たちが自分たちの利益を多くあげるために多くの国民を犠牲にするような社会は、持続可能ではない。将来見てみて、自分の未来に何を感じてますか?って聞かれて、不安を感じますって人たち大勢います。残念ながら今のままではそうなる。だから変えなきゃダメなんですよ。だから政治を変えなきゃダメなんです。取り戻さなきゃダメなんです。取り戻す、取り戻す、経済オンチから日本を取り戻す。そのための闘いなんですよ、力貸してください。

れいわ新選組と申します。ちなみに、消費税をやめたら一体何が起こるか。毎年皆さんに使えるお金が20万円〜30万円増えることになります。これは消費がもっと多いという方に関しては、その額はもっと増えます。毎年20万円〜30万円、自由になれるお金があったとしたら、あなた何しますか? 旅行に行く? 全部貯金する? すべて貯金するっつったって一部は使いますよね。今だって十分にはお金使えてない人たちがほとんどなんだから。一部でも使ってもらえれば、あなたが使ったお金は誰かの所得に変わっていく。全国津々浦々でその循環を大きくしていく。失われた30年の需要を取り戻すためには、失われた30年の所得を皆さんに取り戻さなきゃダメなんですよ。これをやらせていただきたい、その先頭に立つのがれいわ新選組です。よろしくお願いいたします。

先日、テレビ討論というのに出たんですよね。党首がいっぱい集まってるやつ、各党の党首です。私も党首なんで出させてもらいました。そのときにね、世界ではサッサと減税するもんですよ、どうして減税しないんですか?って話を、石破さん、自民党総裁、で、立憲の野田さん。この2人にしたんです。何て話をしたか。立憲と自民党は減税したがらないんですよねって。その理由を聞くと時間がかかる時間がかかるって言うんですって。一方で世界を見てみれば、イギリスでは7日、マレーシアでは16日、ドイツでは28日で減税までやってる。どうしてやらないの? って話をしたら、システムが違うんだ、そう言うんです。詳しく聞いてみると、税制の改正に時間がかかるって言うんです。つまり税に関するルールを変えるのに時間がかかるって言うんです。ちょっと待ってください。税に関するルール、これを変えてでも減税した国々ありますよ。ドイツは14日間で税制改正を行ない、28日後には減税がスタートしてる。フランスは78日で税制改正を行なってる。時間がかかるじゃなくて、ただやりたくないだけだろ? 大企業に対して大減税はセット。票と金と繋がってるから、それはやりたくないっていうだけの話じゃないか。こんな寝ぼけた政治家たちはサッサと退場させなきゃダメなんですよ。力貸してもらえないですか? 

先ほど言いました。皆さんにとって消費税の廃止というものは、事実上、社会保障に大きな影響を与えません。そんなものの穴埋めは他でもできます。逆に言えば、今の皆さんに対して大きな物価高対策にもなり、それだけじゃなくて、この国の需要を取り戻して、先々の賃金も上がっていくっていう好循環を生み出す。ある意味で、今、やるべき政策なんですね。で、これは消費者、皆さんに対してだけ優しいのかっつったらそうじゃないんです。中小企業にとってものすごく助かる話なんですよ。中小零細、大手から消費税分、お前らが持てとか、増税分はお前らが泣けとか、いろんな不公平な契約結ばされてますよ。法人税は赤字では払わなくてもいいけど、消費税は赤字でも払わなきゃダメなんです。むちゃくちゃ厳しい。ごめんなさい、税金が払えません。税の滞納ってやつですね。税の滞納の5割以上、消費税の滞納なんです。溜めてんの誰? 中小零細ですよ。消費税を払うためにわざわざ借り入れをしてくる。消費税が払えないから、もう首くくるしかない。そんな経営者いっぱいいますよ。今、消費税をやめることによって、大きく息を吹き返すのは誰か? 中小零細なんです。日本国においての労働者、その7割、支えてくれてんの中小零細ですよ。大企業優遇、30年以上続けて、彼らは過去最高益、毎年叩き出している。そしてこの13年においても、139兆円以上のキャッシュを手に入れてる。次は中小企業と皆さんの番じゃないですか? 雇用の7割を支える中小企業、ここにしっかりと血液を循環させなければなりません。どうかその先頭に立たせていただきたい。れいわ新選組と申します。ありがとうございます。

私たちの政策は消費税だけではありません。他にもございます。中長期で見た場合に徹底的にやらなきゃいけないことがあります。それは何でしょう? 供給能力の拡大なんです。日本という国はものづくり大国、ジャパン・アズ・ナンバーワンと呼ばれた国。けれども30年の不況の中で、この供給能力っていうものが大きく毀損されてる。だからこそこれをもう一度立て直すために大きなプロジェクトを組まなきゃいけない。私が参考にするのはアメリカのやり方です。2020年、アメリカもコロナで苦しんでた。そのときに大胆な政策を打ったお話をさせてください。1年間に80兆円規模。アメリカ国内でつくられた、アメリカ人の手によってつくられたさまざまな製品をアメリカ政府が買い上げていく。政府調達と呼びます。政府に必要なもの、さまざまなものを買い上げていく。日本の政府調達は10兆円規模。そのうちの多くが医薬品だったり、さまざま輸入品が多いんです。アメリカは80兆円規模で大々的に国内の生産品を買いまくってった。ヘリコプターのブレードからオフィス家具まで。結果どうなりましたか? 製造業よみがえりました。それだけじゃない。賃金が高い良質な雇用が生まれた。それに加えて、今から5年〜10年の間に240兆レベルでインフラ投資をする。アメリカのこの覚悟わかりますかね。国内でしっかりお金を回していきながら安定した雇用をつくって、そして供給能力の拡大をしていくということの決意なんですよ。日本こそやらなきゃダメでしょう。30年の不況なんですよ。バイ・ジャパニーズ計画、私たちの政策です。日本国内でつくられたさまざまな製品、工業製品もそう。それだけじゃなくて農作物に至るまで。日本の農業弱いですよね。米、足りなかったですよね。米が見つかっても値段上がって手が出ない。そんな状態ですよ、主食でさえも。日本を滅ぼそうと思ったらミサイルなんていらない。食べ物を止めるだけでいいんだから。日本国内の必要な、人々が生きる上で必要な製品はまずはしっかりとその産業が軌道に乗るまでの間、国が支えていく。買って支える。日本国内で日本国に生きる人々の手でつくられたものを政府調達でさまざま買っていく。幅広く買っていく。「メイド・イン・ジャパンを政府が買いまくれ!」という政策を私たちは持っています。どうかやらせてもらえないですか? 先頭に立たせてほしいんですよ。30年の没落国家のままで終わりたくない。もう一度ですよ。当たり前です。日本は世界の頂点に立っていた、先ほど言いました。世界経済の2割を握り、ジャパン・アズ・ナンバーワンと呼ばれていた。これは軍事を強化するよりも経済を強化するほうが、私は世界に対しての発言権、影響力は増すと思ってます。だって昔の日本がそうだったから。そのほうが日本人の性に合ってるでしょ。

国内、貧困が拡大して生きる気力もないという人たちを大量につくり出した上で、武器だけピカピカって、そんな国が強いとは言わない。誰もが自信を持って生きられて、イノベーションが生み出されて、希望を持って生きられる。その基礎をつくるためには経済を安定させなきゃダメです。だからこそ人間の尊厳を守れる社会をつくるためにも、私たちれいわ新選組の一丁目一番地は経済なんです。やらせてほしい、先頭に立たせてほしい、そう思っています。「何言ってんだ、山本。おまえら、数が少ないのにやれるはずないだろう」、そう思われた方のためにちょっとだけお話しさせてください。2019年に山本太郎1人で旗揚げしたのがれいわ新選組です。そのときに私と仲間でつくった政策。それをチラシにして国会に持ち込み、自民党からその他の政党にも見てもらったんですよ、「どうですかね?」って。彼らが言った言葉、「消費税廃止? 馬鹿なんじゃないの」って。「30年、自動的に国民が払うようになったような税金に対して減税するとか廃止するとかそんなもの必要ないだろう。国民から人気なんか出るはずない」。そこが私と彼らの違うとこなんだなって思いました。理由は何か? 人気取りの政策だったら消費税廃止なんてそもそも掲げません。消費税廃止なんて無理だろってみんな刷り込まれてるから、洗脳されてるから。人気取りであったらもっと違う政策を訴えますよ。この国をもう一度取り戻すためには、消費税廃止は絶対に必要な政策なんです。だから入れたんです。でね、当時は笑った彼らが今、この選挙において自民党と公明党と立憲民主党以外は全党、消費税減税に触れてますよ。2019年には消費税の減税の「げ」の字もなかったのに、もう今やそれがスタンダードになりつつある。たとえ小さな政党であったとしても風穴を開けられる。でも風穴のままで終わりたくないんです。私たちの数を増やしてほしい。風穴を大穴に。あなたの力が必要です。れいわ新選組に託してもらえないですか? 拡げてもらえないですか? お力貸してください。れいわ新選組代表山本太郎。比例、比例で「れいわ」って書いてほしいんです。ピンク色の投票用紙です。2回ほど投票していただきます。あなたの地元、小選挙区、選挙区、そこで1人の政治家を選ぶ。続いて比例。比例はピンク色の投票用紙です。ピンク色の投票用紙、比例にはひらがなで3文字「れいわ」、「れいわ」とお書きください。よろしくお願いします。ありがとうございます。

ありがとうございます。ちょっと待って。れいわ新選組代表山本太郎がマイクを握っております。で、ここから。お兄さん、お兄さん、お兄さん。質問はさせるから、うちのスタッフに絡まないでください。(説明してあげてよ)いいですよ、お兄さんずっとここで手挙げてんのわかんねんけど、あの、ごめんね。混乱したら困るから。ありがとうございます。ここからなんですけど、皆さんにも質問してもらおうかなと思うんです。あのね、選挙のときにQ&Aやる、普段のときでもQ&Aやる政治家ほとんどいないんです。どうしてか? 怖いから。物知らないってことがバレるの怖いんですよ。ね、誇りだけは高い人たちですから。居眠りばっかりしてるくせにね。でね、答えられないこともあります。勉強不足で答えられない場合にはその課題、持ち帰らせてください。深めることをお約束します。先々、私の政策に繋がっていくこともあるかもしれません。なので政治に関わることでも関わらないことでも結構です。あなたの頭に浮かんだことを、やりとりさせていただきたいんですね。で、選挙のルールで8時ちょうどになったら、もうマイク使えないんです。なのでインフォメーション最後に締めの部分に10分ほど残したいので、おそらくあと15分程度。15分程度を皆さんとやりとりをさせていただきたいと思います。で、15分の限られた時間の中で多くの方にマイクを握っていただくためには、質問時間を10秒で制限させていただきたいんです。10秒で質問なんてできるわけないって言われる方、そんなことないです。挨拶抜きでそのままポイントにいってください。例えば「憲法改正についてどう考えてんの?」4秒。「消費税やめるって言ってる。財源どうするんですか?」6秒。こんな感じです。そのような形で基本、一問一答。ただし、この質問に対してはちゃんと答えなきゃいけない、ちゃんと説明が必要だと私が判断した場合には、私のほうの説明も少し長くなってしまうことをお許しください。さぁ、というわけで、10秒、10秒で質問していただける方、どれくらいいらっしゃいます? あれ? さっきのお兄さんどこ行ったん? 帰った? なんやねんもう。はい。ありがとうございます。10秒でご質問いただける方、通りすがりのあなたでいいんですよ。すいません、今、こっち側にズレたあなたいますね? わかります? 目、合ってますよね。一番前まで来てもらえます? すいません、あなたです。「僕? 僕?」言ってるあなた。ごめん、その時間がもったいないから前来て。で、他いかがでしょう? じゃあ、そちらのマスク着けてる女性いきましょうか? はい。あなたです。前のほうに、このチカチカの棒を目印に来てください。さぁ、他いかがでしょうか? 山本太郎に直接ご質問いただける方。10秒となってしまうことをお許しください。ポイントにそのままいっていただければと。じゃあそちら、眼鏡をかけた会社帰りの方ですかね? そのまま手を挙げて前のほうに来てください。ありがとうございます。チカチカ棒を目指してください。さぁ、他いかがでしょうか? じゃあそちら、背もたれされてる、マスク被った少し寝癖のついたあなた。あなたです。「僕?」言うたあなた、あなた。前来て。(さぁ、今で何名ですか? 私が今、声掛けた人まで含めて4名? ありがとう)さぁ、他いかがでしょうか? どうでしょう。さぁ、いかがでしょうか? じゃあ両手で手振ってるあなた、いきましょうか? 前来てください。さぁ、いかがでしょう? そちらの今、飛び跳ねてる女性、眼鏡の方。あなたですよ。はい。こっち来てください、前、出てきてください。ありがとうございます。(今で何名でしょうか?)そちらの学生さん、いきましょうか? ありがとうございます。一番最後です。学生さんが。(今で何名になりました? 7名)すいませんね、時間的に一旦これで。すいません、一度手を下ろしていただいて。もし時間が余った場合には追加で呼びかけたいと思います。じゃあ、れいわ新選組代表山本太郎にご質問いただきます。よろしくお願いいたします。

質問者:
はい。今の財務省に対してどう闘っていく予定でいますか? 以上です。

山本太郎:
もう、短く的確な質問ありがとうございます。金は唸るほどあるんです。この国には。でも金を出さない理由はなんだって? 財務省なんですよ。財務省が金を出し過ぎたらダメだっていう風に考えてんですね。これある意味で、これもう伝統的な考え方です。でも景気が悪いときにはお金出さなきゃダメなんですよ。じゃないと景気が悪くなっちゃうから。でも30年、不景気でもこの状態にしたまんまですから、かなりイカれた組織だなって私、思ってます。その財務省をどう動かしていくんですかってことですね? ありがとうございます。内閣人事局ってご存じですか? 皆さん。これは安倍政権時代に、そのトップに菅さん、官房長官がついて、これは省庁の人事権を握ったんです。で、彼らはある意味で悪い方向に使っちゃったから、例えば、なんだ? 公文書の改ざんだったり、いろんなことを忖度してやるようになっちゃったんです。人事権を握られてるから。悪いことに使うつもりはありません。この国の緊縮、金を出さないということでもうこれは決まっちゃってる。財務省の中でって。そこを崩してお金出してもらうって、もうほぼ無理な話ですよ。だとしたら、人事権を握って私たちの政権、私たちがやりたい積極財政、そういう方向にしっかりと力を貸してくれる人たちで固めていく。それが一番のやり方だろうという風に思ってます。ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎と申します。内閣人事局に対しては野党側はつぶせ、つぶせ、そんなものダメだっつってるんですけど。だって使いようでしょ、そんなもの。悪いものに使わなきゃいいんだ。まずは30年の不況を終わらして人々に人間の尊厳を守れるような社会にするためには必要なんですよ、それが。ありがとうございます。次の方どうぞ。

質問者:
ありがとうございます。息子が小学校の先生してまして今、2年目なんですけれどもボランティアが結構多いらしくて。あと学校に朝6時、7時から行ってるらしいんですけど給料もそんな変わりません。給料上げてほしいです。

山本太郎:
ありがとうございます。あの、今の時代の過酷な労働の1つに挙げられるのが教職員なんですよね。大変なお仕事であると。保護者対応だけじゃない。子どもたちも見なきゃいけない。1クラス当たりの人数も多い。で、学校によってはクラブ活動みたいなものがあったりボランティア活動があったりってことですね。で、これ解決しなきゃダメなんです。教育に金をかけないドケチ国家、ナンバー1、ナンバー2、行ったり来たりしてるのが日本なんです。世界の中で。OECD諸国の中で教育に金を出さないドケチ国家なんです。教育に対して金を出さないっていう国は私、将来ないと思ってます。まず考えたときに学校の先生になりたいっていう人たちが圧倒的に減ってってる。だって残業代さえないんだから。そんな概念すらないんだから。やっぱりしっかりとした処遇、そして残業があったときにはその分の給与はしっかりと払われるっていうような状態をしっかりと担保する。そして1クラス当たりの子どもの人数をもっと絞る。そして副担任であったりとか補助するっていう人間をちゃんと入れる。そういう形をとっていかないと、しわ寄せどこにいきますか? 子どもにいくんですよ。子どもたちをちゃんとコントロールできるように厳しいルール、ブラック校則的なものも跋扈(ばっこ)するってことになるんですね。先生も元々考えてた教職員の仕事と違うよなっていう気持ちと、子どもたちも苦しんでるって。一体誰が幸せになるんだ、そんなことって。学校の先生の存在で生徒は変わります。私がそうだったから。そういう出会いがあったときに人生変わるんですよ、本当に。あ、そんな風に物見てくれるんですねって。「ダメだ、ダメだ」そう言われ続けてたのに、「そうじゃない」って言ってくれる先生がいるだけでどれだけ救われて、その先の人生変わっていくか。そういう出会いがある場所が学校だと思ってる。なのでまずやらなきゃいけないことは、教育関連費用に関してさらにこれは増大させていく。教員の数を増やしていく。そして給与をしっかりと払っていくってことが重要だと思ってます。そして何よりも高等教育を受けるのに借金背負っていかなきゃいけない世界。こんなのおかしいと思ってます。国がやってるサラ金、奨学金。こういうものはやめなきゃいけない。教育無償化が必要です。あと5兆円出せばこれは大学の、大学院まで、これは卒業してもらえるんですね。行きたい人は。私、そういう社会にしていくべきだと思ってます。成熟した大人、そういう人たちがたくさんいる。深い学問を修めた方々がたくさんいるような社会にしていくべきだと、そう思ってます。すいません。以上です。れいわ新選組代表山本太郎と申します。皆さんから、ご質問いただいてます。次の方どうぞ。

質問者:
いつも応援してます。社会保険料が30年前と比べて非常に上がってると思います。高齢化のスピードに比べても上がり方がおかしいなと思うんですけどその点についてどう思いますでしょうか。

山本太郎:
ありがとうございます。第2の税ですね。ここに関してもしっかりと累進みたいなものを考えていかなきゃいけないなっていう風に思ってます。はい。で、何よりもですね、例えばですけどまぁ社会保険料、第2の税と言われてるものだけれども、やっぱり、なんだろうな、皆さんの手元にお金を置いておく、そして使ってもらうってことがこの30年失われたものを取り戻すための道ですから、社会保険料に関してもしっかりと減免していく。これは絶対的に必要です。ありがとうございます。れいわ新選組と申します。皆さんから、ご質問いただいております。

質問者:
アジア版NATOって言ってますけれども日本は戦争に巻き込まれませんか? 

山本太郎:
はい。巻き込まれます。アジア版NATOって何なのかっつったらアメリカとイギリスの同盟を参考にするみたいな話されてますね。これってCSIS(戦略国際問題研究所)がずいぶん前に提案してたものなんです。CSISっていうのは何かっつったらジャパンハンドラーと呼ばれるような人たちがいるようなシンクタンクです。で、これまでそのアメリカとイギリスの同盟関係ってことを見ていくと間違った戦争をいっぱいやってるんですよ。例えばイラク戦争どうでした? 大量破壊兵器ないのに大量破壊兵器があるという確証もなく攻撃を始め、そしてイラクを焼き尽くしたわけですよね。そっから生まれたのがIS(イスラム国)っていう芽ですって。そんな連鎖をいつまで続けるんですか? 火種があればあるほど商売が続くっていう考え方はアメリカのやり方です。武器を売ってるからそうなるんです。ウクライナ戦争が3年経っても終わらない理由はロシアにも理由があるけれども、アメリカにも理由があるんです。オフショア・バランシングっていう政策、考え方。つまりは何か? 自国民は死なせない。遠く離れた対岸から武器だけ送っていく。それによって国内は軍需景気なんです。今、私が言ったこと、ただの想像だろうと思われた方、ブリンケン国務長官の記者会見、去年のものを見てみてください。去年末くらいにやったもの。チェックしていただいたら出てきます。アメリカの国務長官自体が、この戦争は私たちにとってもWin-Win(ウィンウィン)だってことをはっきりと発言してます。オフショア・バランシング。ウクライナで儲けたら次はアジアに拠点を移していくという戦略だと。当然のことですね。軍事産業が基幹の国であるならば、戦争は続けなければ国がもたないですから。そう考えたとしたら、NATOのような、ある意味で軍事同盟的なやり方はもう古いんです。じゃあどういう形をとっていくかっつったら、仮想敵国とされるような国でさえも一緒に巻き込んだ上での安全保障会議みたいなものを持っていく、そういうことをやっていかなきゃダメなんですよ。対立したって何も美味しいことないですよ。たった2ヶ月、たった2ヶ月、中国との間に戦争ではなくて緊張が生まれただけで1.4兆円もの、1.4兆円の部材、たった2ヶ月緊張があって、1.4兆円分の部品が国内に入ってこないだけで、53兆円もの生産額の消失なんです。失われるんです。戦争になってないです。緊張生まれるだけで。これはスーパーコンピュータ富岳がはじき出した数字です。やっちゃダメなんです。緊張を高めちゃダメなんです。

やらなきゃいけないことは何か? 外交なんです。日本は外交やってない。北朝鮮から数百発のミサイル、ロケット打ち上げされる。それに対して直接話したことない。中国経由で文句言ってもらってるだけですから。このひとつをとったとしても、日本の外交がいかに薄っぺらいもので、外交と呼ばれているものが持参金付きの海外旅行程度のものなのかってことがよくわかると思います。やるべきは外交です。ありがとうございます。

質問者:
すいません。馬鹿な質問をします。私の選挙区ではれいわの候補者がいません。どなたに入れるべきっていうか、山本さんはどなたに入れますか? 

山本太郎:
すいませんね。れいわ新選組、小さいグループで、今度の選挙で候補者が40名立てられてないんです。でもこれでもずいぶん背伸びしたんですよ。簡単に計算したら40×600万かかるってこと。入場料だけで2億円超えるんですよ。国からお金はもらってる部分あります。政党助成金。でもこれはほとんどランニングコストで多くが失われるんです。年4回分割で払われるから、ギリギリでなんとかお金回していけるようになってんです。少数政党が拡大できないようなうまい仕組みなんですね。で、話戻ると、今、マイクを握られた方の選挙区にはれいわ新選組の候補者が立っていない、どうすればいいですか? 自分で考えてください(笑)私だったら誰に入れるか。難しいなぁ。あのね、残念ながら野党も、あのね、本当に。どうしてれいわ新選組を立ち上げることになったかっつったら、6年間参議院、2013年から6年間参議院にいてわかったんですよ。野党も与党も茶番だなって。喧嘩してるふりだなって。例えば大量に移民、事実上の移民法案と呼ばれるようなもの。低賃金で働かせる、外国人労働者を大量に入れる。この議論のときでさえも、野党は議論の場では頑張るけど、結局、最終的にはサッサと採決に応じちゃうんですよ。でも考えてみてほしい。低賃金労働者が海外から大量に入ってきた場合には、日本国内で置き換えが始まるんですよ。そうなったとしたら、元々この国で生きている人たち、働く人々は大変なことになる。そんなことわかるでしょう? 賃金の下降圧力が強まる。混乱しか生み出されない。苦しむのは海外から来た人と国内の労働者。それを求めた経団連と、それを推し進めた自民党と、そしてそれをサッサと採決に応じているような野党、これグルじゃねかえよって。いろんな局面でいろんな法律でそう思ったんです。で、最終的に最後までひとりでも牛歩やるって馬鹿みたいだけど、ひとりで牛歩やるって本当馬鹿みたいだけど、でも自民党に対してこれはけしからんという話と、野党に対してどうして最後の最後までやらないんだよっていうメッセージなんです。だから野党側は私に対してものすごく誹謗中傷するんですよ。会場の中でもものすごく野次飛ばすんですよ。嫌なんです、バラされるのが。国会の中を可視化したい。緊張感のない国会に緊張感を生み出すためには、言うこと聞かない人間たちを国会の中に送り込む必要があるんです。空気は読めるが空気は読まない。その数を増やしてほしい。それがれいわ新選組です。どこに入れるかは、それぞれ考えましょう、よく。ありがとうございます。さぁ、次の方どうぞ。

質問者:
消費税廃止または減税が成立、もしする場合、それはいつまで続けるのか? どういう条件になったらそれは変えるんでしょうか?

山本太郎:
ありがとうございます。税には役割があるんですよ。それは何かっつったら、増え過ぎたものを減らすんです。で、過熱し過ぎたものを減らすっていう効果があるんです。それが税。たばこ税。たばこ税を増やしたらどうなる? 喫煙者減る。例えば環境税。CO2出し過ぎてるところに課税します。これ減ります。増え過ぎたものを減らす。過熱し過ぎたものを冷ます。消費税は? 過熱し過ぎた消費を冷ます効果があります。でもちょっと待ってほしい。この30年の間で日本の消費が過熱したのはいつですか? 過熱? 逆でしょ。衰退してってんですよ。失われていってんですよ。だから不況なんですよ。上げちゃいけないときに上げるっていう大マヌケをやらかしたから、みんなが迷惑被っているんです。で、消費税的なものをもしも復活させるおそれがあるとするならば、もうみんなもうこれ、お金が溢れてしょうがないみたいな状況になったとしたら…。いや、でも消費税はダメだな。ダメです。逆に言えば法人税の累進税化。むちゃくちゃ儲かってるところは自動的に、これは世の中に溢れるお金を間引かれていくという形にしていくべきだと。消費税はこの30年でこの国において、中小企業においても消費者においても、これは大きな打撃にしかなってない。消費税を復活させるのではなく、これは別の形。法人税の累進税化だったりとか、さまざまなそういう形でもう既にビルトインしておく。ビルトイン・スタビライザー、景気の安定装置として機能させるという形で私はやっていきたいと、そう考えてます。すいません。ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎、皆さんからのご質問にお答えしています。

質問者:
選挙権も無くてよくわからないのですが。5年前から減税減税って言ってて、具体的にいつになったらそれが実施されるのか?っていうのを聞きたいのと、あと未成年の私も選挙に参加したいので、ぜひ選挙権を引き下げるのを検討してもらいたいです。

山本太郎:
ありがとうございます。選挙権引き下げ、大賛成です。だってね、この社会の中で一番長く生きていかなきゃいけないのは、若い人たちじゃないですか。彼らがその政治に対して何かしら参画できない、物が言えない、そしてそれを何かしら表現できない、表せられないっておかしいですよ。それを考えたとしたら私はもっとぐっと引き下げてもいいと思ってます。今、おいくつですか? 

質問者:
今、17でギリギリ選挙権がないです。

山本太郎:
17歳、なるほど。15歳でもいいと思います、私は。はい。引き下げていくべきだ、そう思うんですね。で、一度ですね、20歳から18歳みたいなことに引き下げられるときに、国会の中で議論があったときにも、私、参議院にいたんです。そのときにはおっさんたちが「こんなもんおまえ、20歳や18で物事なんてわからへんのに、引き下げたらむちゃくちゃなるわ」みたいなこと言ってたんですけど。いやいやいや、あの、それ以上の大人が既にむちゃくちゃにしてきた世の中なんですけど、何かご不満でも?っていう風に思ったんですよね、私は。なのでやはり若い人たちにもそういう風に選挙というものに対してしっかりと意見を言えるようにしていきたいと、そう思っています。

で、もうひとついただいたのが、減税減税言うとるけど、いつ減税すんねん?って話ですね? ありがとうございます。もう明日にでもしたいわ、そう思ってます。ただし、私たちれいわ新選組単体で消費税廃止にするのは難しいです。今、8人。そして今回の選挙は40人近くで立ってる。全員当選したとしても、これ中規模政党のそこそこ大きい政党になるくらいなんです。じゃあどうすればいいですか? ってことなんですけれども、消費税に関しては減税を訴えている政党は他にもあるわけです。逆に言えば、一気に廃止までいくのがなかなか難しくても、減税というところまでは勝ち取れる可能性っていうのは非常に高いと思います。で、何よりもこの選挙でれいわ新選組に対して皆さんが意思を表明してくださってれいわの議席が大幅に増えれば、これは政治に対するメッセージになるんです。最初は2議席しかなかった。でもその中で消費税の廃止が必要だってことを言い続けていったら、先ほどお話しした通り、今や自民、公明、そして立憲以外はみんな軒並み消費税減税、言うてますよ。中途半端ですけどね。時限的にとかね、消費税8%とか、もうなんやねん、その刻んできてんの、言うて。一気に行け、いう話なんです、本当はね。でも話を戻すと、減税までの道のりはそう遠くないだろうと。そう思ってます。

でね、私たちれいわ新選組は自分たちだけの力でこのまま大きくなっていく、いきなり政権を取るってことが難しいので、まず次のステップとして中規模政党を目指してます。中規模政党になると何が起こるかって言うと、今は与党からも野党からも潰そうと思われてるんです。余計なことしか言わないから。黙っとけよ、お前、それ永田町の習わしだろうみたいなことでも、いや、そんなのは許せないという話をしていくわけですよ。一刻も早く潰したいと思われている奴らが数を増やした場合には、逆に取り込んでいかなきゃいけない存在になるってこと。何かしら物事を進めるときに、れいわも入れていかなきゃダメだなっていう話になっちゃうんですよ。それがチャンスなんです。そこでバーターが始まるってこと。つまりは何か? 野党の中で一番弱いのが経済政策です。どの党の政策を用いても日本の失われた30年は取り戻せない。ジャパン・アズ・ナンバーワンは取り戻せない。それを考えたときに、私たちの経済政策の多くを次の野党の固まりの政策にしていくっていう方向を、やっぱり調整していく必要があるんだろうと思ってます。

そしてもうひとつ。国会の中で徹底的に闘うってこと。諦めるんじゃないよって。体張ってでも悪い法律に関しては止めなきゃダメ。中途半端な野党のままだから、誰に託したらいいかわからないじゃないですか、皆さん。こいつら、この野党の奴ら、こんな悪い法律通すってことになったら体張ってでもやろうとするんだな、徹底的にやろうとするんだな、俺たちを守ってくれようとしてんだなってことがわからなきゃダメなんですよ。つまりは必要なことは何か? 徹底した経済政策と徹底した国会での対決なんですよ。対決が必要。「対決より解決」、言うてる人いますけど、そんなぬるいこと言ってるから30年不況やねん。私はそう思ってます。徹底的にやるということの幅を拡げるためには、この選挙で数を増やすしかないな、そう思ってます。そうすればあなたの選挙権の話もそうだし、そして減税への道も、これは早まるだろうと。そう考えています。その目途をいつまでに? ということなんですけれど、私はこの4年以内にやりたいなと思ってるんです。自分の任期が4年だから、それまでに強い野党をつくり本物の政権交代をもたらす。それが必要だと思ってます。どうかお力貸してください。ありがとうございます。

れいわ新選組と申します。ありがとうございます。比例、ピンク色の投票用紙、比例にはひらがな3文字で「れいわ」、「れいわ」とお書きください。そして1人でも多くの方々が「れいわ」と書いていただけるように、周りの方にお話しいただけないですか? ぜひお願いします。私たち非常に小さな政党で、横に拡げるという一人ひとりのですね、活動が結果に繋がってきました。バックに統一教会なし。バックに大企業なし。一人ひとり、社会が不安だな、変わればいいな、そう思ってくれてる人たちがですね、横に繋がって8議席までいきました。でも8では足りません。ここからさらに増やして、国会の中で与野党に対してプレッシャーをかけられるようにお力を貸してください。比例は「れいわ」、比例は「れいわ」で、どうぞよろしくお願いいたします。

ごめんなさいね。残り4分になっちゃったので皆さんにですね、もしもお帰りの際に少しだけお時間があるって方いらっしゃったら、山本太郎とツーショット写真を撮って帰っていただけないですか? そんな写真撮って誰が得すんねん?みたいなシンプルなこと考えんといてください。ごめんなさい。もう今日という日の思い出くらいに考えてください。はい。誰の得にもならないので、今日という日の思い出にぜひ撮って帰っていただきたい。このあと、山本太郎とツーショット写真。8時を回りましたら撮り始めたいと思います。で、そこでなんですけれども、もし皆さんの中で撮った写真をネット上に上げられるよって方いらっしゃいましたら、ぜひ上げていただきたいんです。ネット上に上げたときに何かしらコメントをつけていただきたい。で、このコメントに関してはれいわ新選組や山本太郎に対して優しくなくてもいいです。逆に言ったらディスっていただいても問題ないです。自由に使ってください。狙いは何か? 日本の社会の中で、家族や友達の間で政治の話するってハードル高いですよね、結構。「あいつ、また政治の話してるわ。空気読まれへんな」みたいな扱いにされちゃう。でもこれっておかしいんです。どうしてか? この国のオーナーは皆さんなんですよ。総理大臣じゃないんです。総理大臣は雇われ店長。前の店長クビになりましたね。新しい店長になったけど、あの店長もいつまで持つかわかりません。そんな具合です。この国の真の権力者、最高権力者は皆さんなんです。あなたの力無しには社会は変えられないんですね。1人でも多くの方々が政治に対して物を言っていいんだって思えるように。あなたが投稿したもの、それをシェアしてくれる友達。「あれ、この人こんなこと言ってる。あ、いいんだ。言っても」という空気を醸成していく、拡げていくっていうのは世の中を変えるためにものすごく大きな力を持つと思っています。どうか山本太郎とのツーショットをあなたの好きなように使っていただいて、そのような表現をしていただければありがたいなと思います。ぜひお使いください。

で、このあと、写真を撮る場所をお伝えしますけど。少し列になってしまう、そういう形になると思うんですけど時間がないんだよって方、もう勝手に撮ってください。ね、あの、山本太郎ほぼ肖像権ないのであなたの自由なように使っていただいて結構です。よろしくお願いいたします。さぁ、写真を撮る前にインフォメーションでございます。れいわ新選組、非常に小さな政党ですが大政党と互角に戦わなければなりません。もし皆さんの中で、れいわ頑張れと思ってくださる優しい方がいらっしゃる中で、ワンコインやったら手助けできるよ、寄附できるよっていう方、いらっしゃいましたらぜひお願いいたします。お金がすべてではございませんけれども、ぜひそういうご寄附いただける方いらっしゃいましたらお願いいたします。私の立ってる左側、皆さんから見たら逆方向、右側になるかもしれません。テントが立っております。あちらのほうで受付をしております。で、お金がすべてではございません。私たちはですね、例えばですけど日常的に。先ほど言いましたピンクの投票用紙、比例にはひらがな3文字「れいわ」ということをですね、近しい方だったりとか、そういう方に伝えていただいて書いていただくという活動もむちゃくちゃでかいです。ぜひ力貸してください。お願いします。で、今ですね、ネット中継をご覧の方いらっしゃるので、インフォメーションさせてください。ボランティアセンター開設しております。新宿です、東京の新宿。TKP新宿西口カンファレンスセンターってところにボランティアセンターを構えております。ぜひですね、ネットでれいわ新選組のホームページをご覧いただければと思います。残り、ごめんなさい。40秒になりました。締めて参りたいと思います。あ、そしてもしあなたのお家に壁があるって方ですね。夫婦間の冷たい壁とかそういう話してません。外壁です。そういう方いらっしゃったら、このポスター持って帰って選挙期間中貼れないですかね? これ選挙期間中に貼れる「比例はれいわ」と書かれたポスターです。他の政党のポスター貼ってしまってるっていうお家でも問題ありません。私たち、気にしないのでその横に貼ってください。よろしくお願いします。さぁ、というわけでれいわ新選組山本太郎、マイクを握らせていただきましたけれども。サッサとこんな嫌な空気払拭したい。国変えるしかない。政治変えるしかない。あなたがいなきゃ変えられないんですよ。一緒にやらせてもらえないですか? あなたがいなきゃ始まらない。れいわ新選組、比例は「れいわ」でよろしくお願いします。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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