【文字起こし&動画】2024年10月21日 博多駅博多口 山本太郎代表×伊勢崎賢治(比例東京ブロック 公認候補) 

投稿日:2024年10月21日(月)

山本太郎:
Get Readyですよ。準備はできてますよ。れいわ新選組と申します。よろしくお願いします。れいわ新選組代表山本太郎がマイクを握らせていただいております。れいわ新選組は7人、いや、ごめんなさい。8人。間違えてどうする。8人の国会議員、8人の国会議員のグループです。そこで代表を務めている山本太郎が今日は博多の皆さんに、ぜひ私たちの政策を聞いていただきたいということでマイクを握っております。到着が大幅に遅れてですね、焦りました。申し訳ございません。今ですね、私が喋る前に皆さんにはお話を聞いていただきました、伊勢崎賢治さん。まさか選挙に出てくれるとは思わなかったんですよ。東京外語大学の名誉教授でもあられますけれど、アフガニスタンの武装解除した人ですよ。そんな実務家、国会にいる? 今、きな臭くなっているアジア、世界、ここにおいて本物の外交防衛、安全保障、これは専門家に入ってもらう必要があるんです。変に煽って下手をすれば戦争になってしまう。そんなことになったら大変なことです。皆さん、ご存じでしょうか? たった2ヶ月、日本と中国の間に緊張が生まれる。戦争も起こっていない、ただ緊張が生まれるっていうだけで、たった2ヶ月、1.4兆円の部品が入ってこないだけで、日本国内における生産額が53兆円失われます。53兆円分失われるってことは、そこに関係する労働者やさまざまな事業者、これどうなりますか? それだけじゃない、つくられた物を運ぶ人、その先で売る人、どうなりますか? おそらく戦争にまでならなくても、ただ緊張が高まるだけで桁違いの経済的損失が生まれる。だからこそやらなきゃいけないことは何か? 外交なんですよ。中国とまともな外交、いつからやってないですか? 北朝鮮といつから外交できてないですか? 私たちは国を移動することはできない。隣近所とバランスを取りながらしっかりと向き合わなきゃいけない。第2次安倍政権から100発以上の衛星、ミサイル、ロケット、名前を変えて発射されたといいます。日本政府は、「遺憾に思う」「けしからん」と口では言う。じゃあ、北朝鮮に何て言ってるんですか? 中国経由で何かしら言ってもらってるだけ。これも形を変えた外交かもしれないけれど本物の外交ではない。皆さんがテレビ・新聞で見ている外交というものは、実際は、持参金付きの海外旅行程度のものなんですよ。この国に本物の安全を、そして経済的繁栄を、そのための基礎はアジアの安定にあります。私は今こそ国会にこういったことの実務家、入っていただく必要があると思ってるんです。その伊勢崎賢治さんの話を皆さんに事前に聞いていただきました。

改めましてこんばんは。れいわ新選組代表山本太郎と申します。こっからは経済政策語らせてください。よろしくお願いします。景気良いですか? 博多。どうでしょう? 景気良いですか? 九州。良くない、大っきな声で言いはった。よっぽど景気悪いんやね。日本どこ行ってもね、景気が良いって話あんまり聞かない。テレビ・新聞では景気が良くなりそうだっていう空気はあるんですよ。「賃金上がった」、どこが上がったの? 「5%くらい上がった」、それ大企業だけちゃうの? 中身よく見てよ。中身よく見てみれば、この5%のうちの2%は定期昇給。つまりは3%程度しか上がってない。物価高にこれ、負けないくらいの賃上げって起こる様子もございませんよ。一体どうやってそれを実現するんですか? 答えはひとつなんです。賃金を上げるためには、まず景気が良くならなきゃダメなんです。日本全体の景気が良くなって初めて、さまざまな事業者が給料を上げることができる。当然のことでしょ? 「成長してから分配」じゃないんですよ。成長なんて30年近く起こってないんだから。世界で唯一ですよ。先進国でただひとつですよ。30年不況が続く国は日本だけですよ。30年、実質賃金が下がり続けている先進国、日本だけですよ。30年景気が悪くて、所得の真ん中、高い所得、低い所得全部並べた所得の中央値、131万円下がり続けてる国、日本だけですよ。どうしてこんなことになるんですか? 日本人が怠け者だから? 違いますよ。日本人ほど働き者の人たちはいない。30年の不況の間にも自分の生活を支えるために、会社を支えるために、国を支えるために働きまくってるじゃないですか。もう頑張れないところまでみんな頑張り続けてますよ。一方で頑張ってない奴らいるぞ。誰ですか? 政治じゃないかよって。数千万円の裏金を手に入れたとしても、これ、逮捕もされないって。ネコババしっぱなし。金も返さずに元気に選挙出てますよ。そして口から出てくる言葉は何かって? 裏金ネコババした人間たちが土下座する勢いで「国民の皆さん、助けてください」。助けてほしいのは国民のほうだよ。

厚生労働省の調べによると6割の人たち生活が「苦しい」と言っているのが今の日本です。それもそのはず。30年の不況にコロナが来て物価高になってるから。一方でそこに対して国がどれくらい本気で支援してますか? 9月のお知らせ見ましたか? 帝国データバンクです。中小企業、零細企業、バタバタ倒れてますよ。8割、不況型倒産。30年の不況にコロナで物価高。国民が苦しみ、中小(企業)が倒れそうになっている中でも国は事実上の放置プレイじゃないですか。そこに加えて経済対策も打たずに、補正予算も組まずに、30年の経済災害から人々を救わずに、それに加えて元日に発災した能登半島地震が9月の21日にまた大水害に襲われたのに、それを横に置いてこの選挙? 国民の命、生活、財産、残念ながら目の中なんか入ってませんよ。目の中にあるのは自分の権力維持。目の中にあるのは自分のバッジのことだけ。そんな腐った奴らはとっとと退場させる。そのための選挙じゃないですか? いかがでしょう。

れいわ新選組代表山本太郎がお話をしております。じゃあじゃあ山本さん、一体あなたたちはどんな政策を考えているのかと言われる方のためにお話をしたいと思います。れいわ新選組代表山本太郎と申します。30年不況なんですよ。つまり30年、社会にお金がちゃんと回っていないんです。その中で貧困は拡大しましたよ。現在の日本、6人に1人が貧困。現在の日本、高齢者5人に1人が貧困。現在の日本、一人暮らし女性4人に1人が貧困。現在の日本、ひとり親世帯、シングルマザー、シングルファーザー、2つに1つが貧困。もうむちゃくちゃですよ。一方でこの国の中には金がないの? 違いますよ。金は唸るほどある。大企業はこの13年の間、毎年のように過去最高益を上げてる。内部留保は600兆円を超えて、現預金、キャッシュで見てみれば139兆円、新たに溜め込んでるって。日本は世界の中で富裕層、大金持ちが世界で2番目に多い国。金がない? いいえ。金は唸るほどある。ないところから搾り取って、あるところから取らない。そんな構造を政治でつくってきた。そのしわ寄せで今、みんな喘いでるんですよ。自分は大丈夫、心配ない。このままうまく人生生きていけそうです。物価高も関係ない。そんな人いると思う。でもあなたの大丈夫、いつまで大丈夫? 今、あなたが大丈夫で逃げ切れると思ってもそんな保証できる人どこにいる? 

経済って、国って、全体の話なんですよ。GDP考えて。GDPって何? GDPって国の経済規模、表すものですよね。その要件は何ですか? 個人消費、企業などによる民間の設備投資、そして政府の支出、そして純輸出。この中で一番大きいエンジン、何? 6割近くを占める個人消費。1人でも多くの人たちが倒れていく。1人でも多くの人たちが収入を減らす。1人でも多くの人たちが生活困る。これが広がっていったら、この船は沈むんですよ。船が沈みかけの30年。その中で特等の船室にいる人たちだけが儲けを拡大し続けてる。その人たちはどうやって儲けてるかって? 国内を草刈り場にして儲けてるんですよ。

例えば大企業がどうやって儲けてるかを見るためには法人企業統計。財務省の資料を見れば明らか。例えばですけれども、10億円以上の資本金を持つ者たちがどうやって儲けてきてるか? この30年、この30年、売上は横ばい。なのに経常利益4倍。なのに株主への配当8倍以上。どうしてこうなるの? 売上横ばいだよ、30年。削られてるものがあるってこと。何を削った? 未来への投資、設備投資。何を削った? 従業員の給料削った。非正規に置き換えていった。不安定で安い労働力を。金と票で政治を動かして、法律を変えて、労働環境壊した。それによってどうなった? 90年代から今に至るまでの間に、非正規という形で働く人たちは4割に上ることになった。収入を減らした人どうなる? 収入を減らせば、今まで通り物が買えない。お金出せない。するとどうなるか? 社会にお金が回らなくなる。当然、不況は一段進む。社会にお金が回らないということは事業者も売上を落として、そして労働者の賃金を落とし、人によっては首を切られてしまう。悪循環の30年。こんなことを前に進むようにルールを変えてきたのが政治。それをコントロールしてきたのが資本。もうむちゃくちゃじゃないかよって。一方で人々のほうは、政治はもういい。もう諦めた、付き合いきれん、手を離した。50%が投票に行かず、政治を動かせば見返りが手に入るとわかってる人たちが真剣に政治に挑んだ。結果、社会の底は抜けた。政治ってコントロールできるんですよ。政治って動かせるんですよ。その力持ってるのあなたですよ。あなたが諦めたら終わりだよ。あなたがいないと変えられないんだから。あなたがいないと始まらないんだから。やってやりたいんですよ。ひっくり返してやりたいの。これだけ貧困が拡大して人々が苦しんでいたとしても、自分たちの裏金づくりには精を出して、そして自分たちが票や金がもらえる人には一生懸命、法律つくったり金横流ししたりする。そんな狂った政治のそのままで、この国に未来なんてあるわけないもん。地獄みたいな社会待ってるよ。そうなるしかないやん。そう考えたときに、それを変えられるのが政治しかないんですよ。その鍵、誰が握ってるかっつったら、皆さんなんですよ。だったらやってやろうや。それだけのことですよ。その先頭に立とうと思って旗揚げをしたのが、れいわ新選組でございます。どうか、どうか、力を貸していただきたい。これかられいわ新選組が考える政策を皆さんにお伝えしますので、どうか少しの間だけでも耳を傾けていただきたいと思います。れいわ新選組代表山本太郎と申します。

改めまして、れいわ新選組代表山本太郎と申します。30年、社会にお金がちゃんと回っていない。そんな先進国、日本だけ。だから日本の経済30年、底が抜け続けてるんです。じゃあ、それを回復するためには何が必要かっつったら、社会にお金を回す必要があるんですよ。社会にお金を回すとしたら誰が回せるんですか?って考えて、個人と民間で努力しろ、そういう形を大々的にやってきたのがこれまでの政治なんですね。でもそれでどうにかなったんですか? 小泉政権ありましたよね。痛みに耐えろって。痛みに耐えたその先に何があった? さらなる社会の破壊でしたよ。今、一番やらなきゃいけないことは、お金が回ってない社会に対してしっかりとお金を回していくっていう、国による徹底した経済政策が必要になるんですね。じゃあ、例えば皆さんの使えるお金をまず増やさなきゃいけない。どうしてか? あなたの消費は誰かの所得に変わるからなんですよ。

例えばですけれども、そうだな、ジュースがあります。あなたが買ってくださった150円のジュース、りんごジュース。その150円どうなります? あなたが買ってくれたお店の従業員の給料の一部になる。それで終わりますか? 終わらない。りんごを作ったりんご農家にもお金が落ちる。りんごを運んで、工場でりんごジュースにする。工場の労働者にもお金は落ちる。ジュースが作られて、紙パックに詰める。この紙パックを作るその工場の労働者にもお金が落ちる。それぞれを運ぶトラックドライバーにもお金が落ちる。あなたの150円、どこまで旅するんですか? お金が波及するってことなんですよ。つまり消費が弱れば所得も弱るんです。消費が弱れば所得が弱る。だって誰かの消費が誰かの所得だからです。この30年の日本の中で起きたことは何かと言うと消費、消費が落ちちゃったんですよ。消費が落ちる、この原因になったのは先ほど言った、多くの労働者たちを非正規化してしまったこと。使える金を減らしてしまったこと。

それだけじゃない、もうひとつ。消費税です。消費税を導入することによって消費が弱まりました。当たり前。消費に対する罰金ですから。消費税、それでも払わなくちゃダメだよね。皆さん、そう思ってる。どうして払わなきゃダメなの? 社会保障のためだって。騙されちゃダメですよ。テレビ・新聞、本当のこと言いませんからね。消費税はあなたの社会保障の一部にしか使われていません。消費税の一部、それを社会保障に使ってるだけ。じゃあ多くの部分を何に使ってるんですか? 大企業に対する大減税に使ってるんですよ。そんなもの嘘だっていう方、過去の歴史を調べてください。1989年、3%で消費税がスタートする前の議論、直間比率の是正。ある人たちの税金を下げるために違う人たちから税金を入れようって話。直接税、法人税を下げるために薄く広くみんなから取るっていう考え方でつくられたのが消費税。消費税が上がるたびに法人税は下がる。皆さんが払っている消費税は、残念ながら大企業に対して減税するための穴埋めです。そんなもの、皆さん、払う必要ある? いやいやいや俺は貧乏になったとしてもね、大企業を支えたいので消費税は払い続けたいですっていう人は別ですよ。そうじゃなかったら払う意味なんて何もないです。じゃあ、消費税やめましょうよ。やめたらどうなる? 1年間で20万円〜30万円、毎年20万円〜30万円、あなたの使えるお金が増えるんですよ。もちろん消費がもっと増えている、そんな世帯であるならばもっとですよ。毎年20万円〜30万円のお金が使えるなら、皆さんはそのお金を何に使いますか? 全部貯金する人もいるかもしれない。でも全部かな。今でさえ足りてないかもしれない、必要なものがあるかもしれない。外食したい。いろんなのがあるでしょう。旅行行きたい。行ってくれていいんですよ。あなたがどこかでお金を使えば回りまわって、そのお金は誰かの所得に変わっていくからなんですね。

話戻ります。消費税、ルールがあります。何だろう。世界的なルール。日本以外にも消費税は存在するからね。世界での消費税のルールは、景気が悪いときには上げちゃいけない。当たり前です。消費が弱るから。消費が弱れば所得が弱る。社会にお金が回らなくなる。それによって社会が壊れてしまうことを防ぐんですよ、世界では。それによって社会を守るんですよ。お金が回らなきゃ倒産する。倒産までいかなくても賃下げしなきゃいけない、人切りしなきゃいけない。失業者が増えるとかさまざまなことを防ぐためには消費への罰金、下げる以外ないんですね。だから世界中はすぐにでもやる。コロナ禍で100カ国以上がやった。どうして日本やらない? おかしいね。世界はどれくらいのスピード感で消費税をやめているか、減税しているか。イギリス7日、マレーシア16日、ドイツ28日。とっととやるんですよ。景気が悪いな、これ税下げなあかんな。すぐやろう。じゃないと社会壊れるから。傷つく人、生まれるから。国を守るために絶対的にやらなきゃいけない安全保障の問題としてやるんですよ。

それをこないだ党首討論、テレビの党首討論で石破さんと立憲の野田さんに話したんですね。そしたら彼らが言うには、日本と一緒にするなって言うんですよ。イギリスを見ろって。イギリスは7日でやったかもしれないが、彼らは税制改正、税に関するルールを変えたわけじゃなく、ルール改正しなくてもできるからやったんだって言うんです。確かにイギリスはそう。それ以外はどうなんだって。 ドイツは14日間で税制改正を行なった。そしてその14日後には街中で減税が始まってる。フランスは78日で税制改正を行なってる。やる気がないことを時間が掛かると言い訳するな。30年以上もの間、国民が苦しんでいる状況の中でそれを放置し続けて、組織票と企業献金のために彼らに減税するためのその財源を、消費税を減税するってことさえもやれないような政治家はサッサと退場させないと、この国の経済、さらに破壊されますよ。消費税減税。それどころか、消費税廃止。その先頭にどうかれいわ新選組立たせてください。よろしくお願いします。

政治を動かすなんて無理だって思っちゃってるでしょ? そんなことないんですよ。みんながちゃんと政治を監視して、しっかりと動かせるという思いになれば、当然、動くんですね。私がそれやって来なかったんです。ずっとボーッとしてたんです。私。自分の人生だけ精いっぱいだったんです。自分が楽しむことだけ。自分の仕事だけ。ある日気づいたんです。原発事故が起こって。とんでもねぇことなったなって。そこから社会のことがちょっとずつ見えてくる。そういうことを1年間くらいずっと続いていったらわかったんですよ。あ、国壊したん自分だったんだなって。貧困ってこの国にあんのか。初めて知りましたよ。大人になって。趣味でやってんのかな? そう思ってるのに近かったんです。私の中で。生活困ってるって、努力が足りないんじゃないの?って、そう思い込んでた。でも違う。構造上の問題なんですよ。この構造上の問題を解決しないことには、この社会は立ち直れない。簡単な話。社会にお金が回ってない時にはお金を回す。みんなの使えるお金を増やす。それによって景気が上がる。それによって賃金上がる。まずはそこから始めなきゃダメなんですね。それだけじゃ、皆さんなかなか不安になるかもしれないので、れいわ新選組の中長期的取り組み、私たちがやりたいことをお話しします。れいわ新選組代表山本太郎と申します。

日本の経済って馬鹿でかかったんですよ。世界でおそらく1995年くらいの時には世界経済の2割握ってんのが日本だったんです。でも今やそれ4%切るような勢いなんです。20%近くあったものが4%を切る状態にあるって、当然、国内疲弊してますね。そして世界で活躍できる企業もほとんどなくなってきてんです。1989年、平成元年、世界のトップ企業50。そのうち日本企業32社。今は? たった1社。国の経済が壊れていくごとに疲弊していくごとに、当然、そんなイノベーションを支えるような土壌も無くなっていくんですよ。私は非常にそれが悔しいんです。ものづくり大国だったんじゃないの? 30年の間に経済不況とともに、この国の供給能力、物をつくる力はどんどん毀損されていく。30年、国内を食い潰した大企業と政治。労働環境を破壊して税の取り方歪めて、国内を不況にして。自分たちだけ大儲けして、それでこの国、この先どうすんの? 自分らだけ海外出て行くつもり? あり得ないですよ。まずやらなきゃいけないことは、大胆な減税。私たちは消費税廃止にすると言った。大企業の減税の穴埋めに使われているような財源はやめにする。みんながお金使えるようにする。そして一番助かるのは中小企業。消費税払うのに借り入れまでして払わなきゃいけない状況ですからね。こんなのやめにしなきゃいけない。そしてもうひとつは、ものづくり大国日本を取り戻すってこと。どうやって取り戻すか? 手本はアメリカ。アメリカは2020年から国が国内産品を買いまくってるんです。アメリカ国内でアメリカの人たちの手によって作られたさまざまな工業製品などを買いまくるんです。ヘリコプターブレードから、オフィス家具まで。とにかく買いまくる。結果どうなったか? アメリカの死んでた製造業、息吹き返したんです。

それだけじゃなくて労働者たち、これ、安定する仕事で給料上がるようになったんですね。30年、経済を死なしてる日本の中で不安定化するさまざまな雇用の中で、今こそこれ必要じゃないですか? 政府調達って言うんですね。国が必要なものを、国がさまざまなものを買っていくっていう政府調達。日本は10兆円程度。そのうちの多くを輸入品も入れてます。衣料品、医薬品。アメリカは80兆円規模。ガンガン買ってく。日本もやらなきゃダメなんですよ。「メイド・イン・ジャパンを買いまくれ!」空洞化した産業、これを国内回帰していく。製造業をもう一度再興させる。中小企業に消費税廃止で息を吹き返してもらって、さらにそこに追い風をしっかりと持っていく。こういった政策必要だと思ってます。こういった政策、ぜひ前に進めさせてもらいたいんです。「進めたいっつったって、お前ら数が少ないんだからよ。無理じゃねえの?」そう思われる方、とんでもない。2019年に旗揚げされたれいわ新選組。私が最初に政策を考えて、まだ参議院議員やってたから、国会の自民党から野党に至るまで、それを政策をチラシにして持ってったんですよ。消費税廃止が一丁目一番地にしてたんです。全員笑った。何なのこれ?って。30年、自動的に取られるような消費税を、今さら下げられるっつったって国民は喜ばないし、廃止なんて無理だって思うに決まってるだろう。山本、お前センスないなって笑ったんですよ。でもこの選挙の、皆さん政策見てます? 各党の。自民党と公明党と立憲民主党以外、みんな消費税減税っつってますよ。2019年の時点では消費税減税の「げ」の字も国会の中に生まれなかった。それが2019年から今の間に、国会の中、国会の外、思い同じ人と一緒にプレッシャーをかけ続けたら、政党の政策変わっていったんですよ。最初は2議席。そこから5議席。そして8議席。小さな存在ではあるけど風穴は開けられたんですよ。これ風穴のままで終わらせたくないんですね。消費税廃止。そしてメイド・イン・ジャパンを日本政府が買いまくる、バイ・ジャパニーズ計画。さまざまな私たちのやりたいことがある。これらもどんどん風穴開けて、その穴を大きくしていきたい。ジャパン・アズ・ナンバーワン。世界の中心にいた本当の日本。それをもう一度再興させる。おそらくそのような国の中では、将来に希望を持って生活安定しながら生きていけるような国になっていくと思うんです。ぜひその先頭に立たせてもらえないですか? れいわ新選組と申します。よろしくお願いします。ありがとうございます。

皆さん、選挙散々やってますから、おそらくもうご存じですよね。えっとですね、選挙区。あなたの地元でこの人いいなって思う人のフルネームを書く、それが選挙区ですよね。で、私たちれいわ新選組が全国からどこからでも投票できますよっていう比例。比例でお願いしているのが、ひらがな3文字「れいわ」と書いてくださいっていうお願いなんですね。国会の中では本当に嫌われてます、私たちれいわ新選組。とっとと潰しちまえってことで、結構、懲罰とかやられるんですね。で、これはいい傾向なんです。どうしてかっつったら、国会の中は仲良しクラブだから。国会は既にもう職安みたいな場所になってんです。ふざけんなですよ。冗談じゃない。皆さんのことなんて眼中にない。選挙の時だけうまいこと言う。その連続ですよ。30年、この国を壊してきたのは自民党だけじゃない。A級戦犯は自民党だとしても、ここまで壊れるに至るまでに野党がどれだけ体張って闘ってきたよ。非正規労働でさまざまな生活が壊されたあとに、外国人労働者、低賃金、そういうものを大量に入れるっていうことさえも決められてる。野党は国会の中で一応闘う。議論は素晴らしい。でもそこから採決に至るまでの間は一気ですよ。採決しますって受けちゃってんだから。受けちゃダメなんですよ。単純労働から置き換わっていく。賃金の下降圧力が強まる。国内に混乱しか生み出さないようなものに対して、どうして体張って止めない? 

私は今、そういうことをしていくような政党が必要だと思ってます。じゃないと次々に通るもん。この先、この国がさらにきな臭い中でヤバい状況に巻き込まれていく。端的に言ったら戦争です。戦争はなんとなく起こるわけじゃない。誰かの正義を守るために起こるわけじゃない。戦争は金儲け、ビジネスです。ウクライナの戦争、なかなか終わりませんね。3年続きます。もちろん原因はロシアにある。けれどもそれだけじゃない。終わらない原因はアメリカにもあるんですよ。もう既にアメリカのブリンケン国務長官がはっきり言ってる。ウクライナに対する投資の90%は、私たちの国の武器産業に金が流れて国内が景気良くなってます。つまりはアメリカとウクライナはWin-Win(ウィンウィン)なんだって。言ってる意味わかりますか? アメリカの戦略なんです。戦争には直接参加しない。自国民を殺さない。同盟国と自分たちの敵国を戦わせて力を削る。一方でアメリカは武器だけを供与していく、送っていく。それで国内好景気。遠い向こう側から漁夫の利を得るっていう、そういう戦略なんですよ。だから戦争は終わらないんです。次のターンはアジア。狙ってるのはもちろんですよ。

考えてみてください。世界にある、そういった武器産業、軍事産業は今や、マレーシアやシンガポールにあったもの、日本に拠点を移してますよ。どうしてか? ここが主戦場になるからですよ。アメリカが中国と一緒に緊張感を煽っていく。台湾有事みたいなところの最先頭に立たされるのは日本ですからね。絶対そんなことしちゃダメなんです。平和なくして経済的安定はない。まずは外交。53兆円もの生産額、失われる。たった2週間緊張が生まれるだけで。戦争にならなくても経済第一、まずは外交。それを徹底することが私たちれいわ新選組の考え方です。あなたのお力をお借りして、このきな臭い状況の中で強引に進められていく危険な法案、これからさまざま出てくると思います。体張って止めさせてください。そして国会の中で何が行なわれているかっていうことを皆さんの前に可視化する必要がある。そのためにもれいわ新選組を炭鉱のカナリアとして、数を増やした上で送ってください。

私はぜひこの人に国会に行ってほしい。伊勢崎賢治。比例で立候補しております。東京外語大学院の名誉教授でもあります。東ティモールで国連PKOの暫定行政府県知事ですよ。そんな人どこにいるの? アフガニスタンの武装解除した人おる? いない、いない。ここにいる。国会議員にない真の実務家。そして戦いを終わらせる、武器を下ろさせるっていう一番ヤバい仕事の先頭に立ってた人がここにいるんですよ。この人を国会に送ってほしい。伊勢崎賢治です。

伊勢崎賢治:
よろしくお願いします。

山本太郎:
ありがとうございます。

伊勢崎賢治:
どうも。

山本太郎:
もうあと2分しかないわ(笑)ちょっと待ってくださいね。伊勢崎さん。

伊勢崎賢治:
今日は質問、質問がある。

山本太郎:
質問? 質問、もう無理です。ごめんなさい。もう2分しかないんで。でね、皆さんね、今回、山本太郎、選挙じゃないんで、「山本太郎」って書いたら投票用紙ゴミになります。すいません、よろしくお願いします。なので、比例は「れいわ」。個人名書かないでください。全国から書いていただけます。皆さんのご地元からどうか、「れいわ」、比例は「れいわ」でよろしくと拡げていただきたいんです。そして伊勢崎賢治も国会に送ってください。

伊勢崎賢治:
「れいわ」です。僕の名前忘れていいです。「れいわ」と書いてください。

山本太郎:
ありがとうございます。でね、皆さん、ごめんなさいね。もう熱くしゃべり過ぎてね、喉も枯れちゃった。で、お願いがあります。私たち小さな政党なんですけれども、資金力乏しいです。大政党とガチでシバキ合いするためにこの選挙の中で圧倒的に資金が足らないという状況です。もしあなたがワンコインで応援するよ、そういう優しい心の持ち主、そして懐に影響がないということであるならば、ぜひご寄附、お願いいたします。無理はしないでください。お金がすべてではない。比例は「れいわ」って書いてね、周りの人に説得してもらえるだけでも私たちにとっては多大な支援となりますので、よろしくお願いいたします。あまりにもひどい世の中じゃないですか。

伊勢崎賢治:
うん。

山本太郎:
変えてやりましょうよ。

伊勢崎賢治:
うん、そうですね。

山本太郎:
それしかないですよ。このまま地獄で生きてたいか? 私はお断り。だから政治の中に入って変えてやろうと思ったんです。ここまでの熱量で、この国をなんとかしたいと立候補を決めてくれた伊勢崎さんも、そして他にもですね、自分の人生横に置いてでも、これなんとかするぜっていう思い、熱い思いを持った仲間で溢れております、れいわ新選組。どうかこの機会に大きくして、あなたの将来の保険としていただきたい。比例は「れいわ」、比例は「れいわ」でお願いいたします。

伊勢崎賢治:
お願いします。

山本太郎:
このあと山本太郎と伊勢崎さんの間に挟まってスリーショット写真撮って帰ってください。ネットに上げたりとか自由にしてくださいね。私たち、ほぼ肖像権ございませんので。比例は「れいわ」、比例は「れいわ」。とにかく皆さん、広めてください。

伊勢崎賢治:
よろしくお願いします。

山本太郎:
そして私たち、議席拡大させてください。比例は「れいわ」。

伊勢崎賢治:
お願いします。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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