木村英子:
皆さん、こんにちは。れいわ新選組の木村英子です。で、本日は衆院選挙最終日、こんなに多くの皆さまに応援に来ていただき本当にありがとうございます。ありがとうございます。うわぁ、ちょっと緊張しちゃいますね、はい。れいわ新選組は2019年に旗揚げし、私はその年の参議院選挙に出馬しました。私は障害を負った幼い頃から、役に立たない、社会の迷惑になると言われてきました。そんな私に山本太郎さんから「一緒に政治をしませんか?」そう言われたとき、この人ちょっとおかしいのかな? 本気で言ってるんだろうか?と疑いました。なぜなら私が出会った政治家と呼ばれる人は選挙になるたびに、障害福祉を充実させますとか年金や介護を充実させますとか耳障りの良いことばっかり言って、私たちの生活の苦しみは何も変わらなかったからです。結局、私たち障害者は自分たちで行政に対して直接、訴える障害者運動をするしかありませんでした。政治家は当てにならない、当時の私はそう思っていました。でも山本太郎さんが「一緒に政治をやりましょう。障害者の立場から政治を変えていってください」と言って重度の障害者の私を国会へ導いてくれたとき、やっと私たち障害者の声を聞いてくれる政治家に出会えた、そのことにとても感動しました。そして本気で重度障害者の私たちを連れて国会に闘いを挑む山本太郎さんの覚悟に、私は大きな勇気をもらって出馬を決めたのです。重度障害者の議員に務まるのか? 重度障害者は国会活動なんかできるのか? そう言われながらも私は太郎さんからもらった国会へのパスポートを使って、障害者の立場から住宅、交通機関、就労、就学、防災、医療、年金、保険など、障害者が地域で生きるにはまだまだ整っていない、あらゆる制度のバリアを国会に訴えていくことが私の社会参加であり、存在意義であることを実感しています。
しかし国会議員になっても私は障害者としての厳しい現実からは逃げることはできません。重度障害者の私が国会議員になって最初にぶつかったバリアは、介護が必要な障害者は働くことが認められないという制度の壁でした。私の利用している重度訪問介護という制度が就労に使ってはいけないと、厚労省の告示で制限されていたのです。でも介護をしてくれる介護者がいなければ、私は食事もトイレも家から出ることさえもできません。国会に通うことすらできないんです。重度障害者が国会議員になったことで障害福祉の不備が浮き彫りになったきっかけになりました。その後、何度も厚労省に対して介護の必要な、障害者の就労に介護者の付き添いを認めるように、重度訪問介護制度の改善を求める交渉を質疑でも訴えてきました。しかし私たち重度障害者の国会活動中の介護の付き添いは、参議院が特別に負担するということを認めただけで、すべての障害者が就労する際の介護の付き添いを認める制度の改善にはまだまだ至っていません。働くこと、それは誰にとっても基本的な人権です。一人ひとりに必要な支援が制度としてあれば、障害や病気があっても社会参加が可能になると思います。
しかし今の社会の現状は支援を必要とする障害者や高齢者、子どもたちが安心して生きていくには制度が整っておらず、厳しい生活を余儀なくされています。そして今、多くの国民を貧困に追い込んでいる原因のひとつに消費税の問題があります。働ける人も働けない人も、お金のある人もお金のない人も一律に取られてしまう消費税は、より生活が困難な人を逼迫(ひっぱく)させ、ともすると命まで削られてしまいます。例えば障害者の人の場合、働けない人が多い中で障害年金や手当で生活を組み立てている人が多い現状ですが、最も障害の重い障害者の人でも年金が8万5000円しかもらえず、その年金の中から家賃、光熱費、食費、健康保険料、介護保険料などを支払わなければなりません。そのため手元に残る数万円で生活しなくてはならず、とても厳しくて生活保護を受けなければ生きていけない人もいます。高齢者の場合も少ない年金の中で国民健康保険料や介護保険料などの負担を強いられ、さらに病院に行ったときの医療費や介護保険を利用した自己負担もあり、厳しい生活を毎日強いられています。その上、この物価高です。食料品の値段も高くなりガスや電気などの光熱費も値上がりする中、多くの人が生活に困窮しています。生きていくためには食事は削ることはできません。この夏の猛暑が続く中、節約のためにエアコンを使わなかったことで熱中症になって体を壊し、入院してしまう人や亡くなっている人が増えています。これ以上、国民の命や生活を脅かす消費税は今すぐに廃止するべきであり、政治の最優先課題です。皆さん、そう思いませんか? ありがとうございます。このように物価高で苦しんでいる国民や、1月に起きた能登半島の地震や大雨の被害で、住む家がなくなり生活再建できない人がいる中で、困窮している人たちを置き去りにして選挙を優先してしまう今の石破政権のやっていることは本末転倒です。そう思いませんか? 障害者や高齢者など困窮している人たちの生活を脅かす問題として、社会の中には差別や優生思想が存在していることがあります。去る7月3日に最高裁が国がつくった旧優生保護法は違憲であると判決を下し、それを受けて国会において優生手術の被害者に対する補償法が全会一致で成立し、苦しく長い闘いに被害者の方の終止符を打った記念の日となりました。私もそのプロジェクトチームに参加していましたが、半世紀にわたって不良な子孫の出生を防止するという優生思想によって、2万5000人以上の障害や疾病のある人たちが強制不妊手術をされ、子どもを産み育てる権利を奪われ苦しめられ続けていた被害者の方たちに国が謝罪し、優生思想の根絶を宣言しました。
しかしその舌の根も乾かないうちに、今回の選挙において国民民主党の玉木(雄一郎)代表が今月12日の日本記者クラブの主催の党首討論の中で、「社会保障の保険料を下げるためには高齢者医療、特に終末期医療を見直し、尊厳死の法制化も含めて、若い人の社会保険料を抑えることが、消費を活性化して次の好循環と賃金上昇を生み出す」という発言をされました。この発言は高齢者を若者に負担と迷惑をかける存在として、尊厳死を法制化して切り捨てていく考え方であり、まさに命の選別を引き起こす優生思想そのものでしかありません。私は幼い頃から「役に立たない子だね」と言われて育ってきました。私自身も何もできない自分を社会の迷惑になる存在だと、高校生の頃まで思っていました。親が障害のある私を育てきれずに「英子、一緒に死のうか?」と言われるたびに、いつ殺されてもおかしくないという恐怖を感じていた幼少期を思い出しました。この体験が大人になった今でもトラウマとなって残っています。ですから、政治家が国民一人ひとりの命に対して、命の選別とも取れる恐怖を与え、まして尊厳死を法制化するなんて私は怒りを禁じ得ません。障害者、高齢者、病気を持った方など、人の支援がなければ生きられない人たちが、他者に迷惑をかけ役に立たない存在とされてしまったら、そしてその考え方に基づいて政治が、尊厳死が法制化されてしまったら今、こうして皆さんの前で話している私はその法律によって殺されてもおかしくない存在だったと思います。そんな残酷な社会にはしたくありません。自分の命の尊厳を誰にも奪われてはいけないし、その一人ひとりの尊い命が守られる社会をつくることが政治家の役割だと私は思っています。今、こんなにも困窮している人たちが多い社会の中で国民の目線に立ち、この国を変えていけるのは、れいわ新選組だけだと私は思っています。ありがとうございます。れいわ新選組の掲げている公約である消費税廃止。そして介護士や保育士などの賃金アップ。そして誰もが共に生きられる社会の実現を目指して活動していきたいと思います。皆さん、れいわ新選組を応援してください。そして比例は「れいわ」、比例は「れいわ」と投票をお願いいたします。ありがとうございました。
再び、木村英子です。今、代表がこちらに向かっているということでその間、私が繋いでいきたいと思います。私は小さいときから障害を持ってますけど、車椅子で自立生活をしたいと思ったのが19歳のときです。で、私にとって社会に出るっていうのはすごく憧れだったんです。皆さんと同じように地域で生きたい、恋愛もしたい、結婚もしたい。でも重度の障害者で何ができるんだろう、本当に社会で生きられるんだろうか。そう思ったとき、親からも、教師からも、おまえは社会に出たら迷惑をかけるんだからと断られました。そして18歳で卒業し、養護学校を卒業してから、施設しか行き場がありませんでした。そんな私の憧れであった地域。19歳で家出をして地域へ出てきて、私が思う以上にとても厳しい社会でした。私は外に1人で出たことが18歳までなかったんです。だから健常者の友達を持ったことがありません。地域に出て初めて、皆さんのように健常者の人たちと出会い、そしてそこから人間関係を学んだりしていきました。私、切符の買い方も知らなかったし、歩道と車道の区別もわからなかった。そして他の人に何かを頼むときにどうやって頼んでいいかもわかりませんでした。だからここで皆さんの前で話すのって、当時の私では本当にできなかったことで、電車に乗って周りから見られることもビクビクしていた人だったんです。で、私が地域に出てきたときは、まだ今のように介護保障がなかったので、本当に大変でした。街頭や大学でビラをまいて、今日、私が食べるご飯、そしてトイレの介助をしてくれる人を毎日探して、手伝ってもらってきました。学生さんや地域の人たち、多くの人に助けてもらいました。そうして私は生きてきたんです。電車に乗るときも、バスに乗るときも、乗車拒否をされてきました。でも私は今、地域で生きてよかったと思っています。皆さんの前で、こうして議員になって訴えることができる。そして皆さんに、私のことを1人でも多くの人に知ってもらえる機会を、私はれいわ新選組で、山本太郎さんから、国会へ行くパスポートをもらいました。皆さんとともに、これからもこの国を誰もが生きれる社会にするために頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
山本太郎:
木村英子さん、ありがとうございます。やっと到着できました。すいません。れいわ新選組と申します。代表の山本太郎です。私の隣で今、お話をしてくれたのが木村英子参議院議員です。旗揚げして5年になります。旗揚げして5年、人間の尊厳を守れる暮らしを、私たちはつくりたいと思って旗揚げをしました。人間の尊厳を守るために何が必要かというと、経済的安定です。あなたが今月を心配せず、来年の自分どうなるか、そんなことも不安に思わず、当たり前に生きていける社会をつくられなければ、人間の尊厳なんて守れませんね。つまりは何か? 重要なことは経済なんですよ。経済。日本の経済どうなってますか? あなたの生活どうなってますか? 物価が高い、米がなくなった、けれどもまた米が出てきたけど値段が高過ぎる。なかなか手が届かない。そんなこと普通じゃないですよ。主食の米も安定的な価格で手に入れられないような国、終わってます。物価が上がって賃金上がらない。それで生活、楽になる人いませんよ。個人、民間で頑張れって、むちゃくちゃです。世界はどの国でも、そんな状況にあるときには現金給付。悪い物価高が収まるまでの間、現金給付。もしくは減税。あなたのお金を、使えるお金を増やす。そういった当たり前の政策を打ちますが、残念ながらこの国では事実上の放置プレイ。個人民間の力でよろしくと。そうした結果どうなってますか? 厚生労働省の調べ。「生活が苦しい」そう感じている国民は6割。それだけじゃない。帝国データバンク。倒産件数の情報、9月、中小零細バタバタ潰れてます。前年同月比、29ヶ月連続で倒産件数多数。その8割は不況型倒産。政治がボケたままでは、この国の経済、さらに悪くなる、より貧困が拡大する。今こそ政治が目を覚ますときだろうと。そのチャンスが選挙でございます。どうか1人でも多く。れいわは支持しない、結構です。そういう方がいらっしゃっても。できれば支持していただきたいけど、あなたが思うところに必ず投票に行っていただきたい。あなたの1票は決して小さくない。あなたがいなきゃ変えられないんですから。必ず選挙に行っていただきたい。どうかよろしくお願いいたします。
改めまして、こんばんは。れいわ新選組代表山本太郎と申します。しばしの間ですけれども、私たちれいわ新選組の政策をお話しさせていただきたいと思います。皆さん、将来に希望は見えてますか? 自分自身の未来、見えてますか? 日本の将来に光は差してますか? それは明るい未来ですか? 今、日本の国の中に生きる多くの方々が口にするのは、「将来不安しかない」。そんな国が強いと言えますか? 軍備はピカピカ、武器はたくさん揃えた。でもその国内で生きてる人たちが弱っている状態であるならば、そんな弱い国ありませんよね。一番は何か? 国内の安全保障。つまりは皆さんの暮らしが一番重要だってこと。皆さんあっての国。国あっての皆さんじゃない。この国に生きる一人ひとりが希望を持って、安定的に生活を送れるような状況を今、つくらなければならない。それには何が必要か?ということを政策としてこの先、皆さんとお話ししていきたいと思います。よろしくお願いいたします。正直どうですか? 景気良いんですか? 景気どうでしょう? 人出はたくさんあります。景気は良いんでしょうか。残念ながらね、景気悪いんですよ。全国どこ行っても。物価が高い。物価が高いから賃金上がらんかな? 実際に賃金上がった人どれくらいいます? 賃金は上がったけど物価の上昇に追いつかない。そんな人たちのほうが多いんじゃないですか? 中小零細、この国の7割の雇用を支えてくれている中小零細。賃金上げたくても上げられない。上げようと思って、もう血を吐くような思いで無理やり上げた人たちもいるかもしれない。それでも物価上昇に追いつかないのであるならば、出番は個人や民間じゃないんですよ。出番は政治なんです。必要なものは徹底した経済政策なんです。じゃあ世界ではどんなことやってるかって。こんなときには現金給付。悪い物価高が収まるまでの間、現金給付、当たり前。どうして現金給付、もしくは減税、つまりはあなたの使えるお金を増やすような政策をそんなときに打つのか? ものすごくシンプルです。あなたが物を買わない、買えない。そういう状況を放置してしまうと、全体的に所得が落ちてしまいます。理由は簡単で、あなたが物を買うその行為、消費。誰かの消費は誰かの所得に変わっていくからなんですね。世界中、見てみてください。どの国においても経済が悪くなるな、このままじゃまずいんじゃないか、そういったときにまずやられるのが、減税です。その中でも消費にかかる税金は、まず減税。当たり前なんです。日本どうですか? 消費税減税されてます? されていません。逆に日本だけは頑なに、景気が悪くても消費税だけ上げるってことをやってんです。ごめんなさい。これ自殺行為なんです。誰かの消費が誰かの所得に変わっていく。この消費に対して罰金、負荷をかけるということは、それを維持し続けるってことは社会にお金が回らなくなる。社会にお金が回らなくなるということは、事業者は売上を減らします。事業者の売上が落ちれば、当然、働いてる人たちの賃金をカットする、もしくはクビにする。そんなことが起こります。事業者が傾かないように労働者に対して首を切ったり賃金下げたりしていけば多くの人たちお金使えなくなる、前よりも。さらに社会にお金が回らなくなる。最悪は倒れてしまって失業者が多く生まれる。失業してその先につかまえた仕事は前の給料よりも安い給料で働くことになる。さらに社会は混乱していく。だからこそ世界では景気が悪くなる前にまず減税なんです。消費税は減税。コロナ禍、世界では消費税、言い方変わって付加価値税という国もあるけれども、100以上の国々が減税を行ないました。理由は今、言った通りです。社会が不安定になれば国として弱くなる。社会を防衛するためにはとにかく減税。経済的安定を確かなものにするっていうのは、あなたのためだけではなく国全体を考えれば当然の選択なんです。一方、日本という国だけ、経済が悪いのに消費税を上げ続けています。1997年、あなたおいくつでした? まだ生まれてなかった? 1997年は消費税5%に上げた年なんです。翌年からどうなった? 日本の経済、大沈没。大不況がやってきたんです。97年に5%に上げられたその翌年に、この国、就職できない国になった。そこで生み出されたものが就職氷河期、ロスト・ジェネレーション。新卒なのに100、 200、会社面接を受けても受からない。新卒なのに働き先はアルバイト、もしくは非正規。世の中的に景気が上がった頃に正社員になろうと思っても、まず最初に正社員になるのはその年の新卒。どんどん自分が古くなり、安い値段で働かされる。そのような状況でずっと推移してた人たち、いっぱいいるんですよ。国の経済政策の過ちで多くの被害者が生み出される。だから選挙ってむちゃくちゃ重要なんです。この国では1997年に5%に上げ、その先大きな不況がやってきたにもかかわらず消費税を8%に上げて10%に上げた。狂ってます。自殺行為です。世界でそんなことやる国は存在しない。ほぼほぼ日本だけ。一体何のためにそんなことやるかって? 選挙ですよ。選挙のためにそんなことやるんです。組織票と企業献金、それを手に入れるために消費税は増税され、不況のときでも減税されないってことになるんです。一体何の話かわからない、その人のために詳しく説明します。れいわ新選組代表山本太郎と申します。
そもそも消費税、皆さん、どうして取られてると思います? どうして自分が消費税を取られているかご存じでしょうか。多くの方々は、自分の社会保障を支えるためにも消費税が必要だって考えてますよね。ごめんなさい。騙されてますよ。テレビ・新聞はそんなこと言いません。消費税が上がるたびに下げられる税金があります。何でしょう? 法人税です。これはデータを見ればもう明らか。消費税増税のたびに法人税が下げられる。不思議だと思います? 何の不思議もない。そもそも消費税とは、そのためにつくられた税金。直間比率の是正、ある人たちの税金を下げるために薄く広くみんなから取るという税金を入れた。それ以上でも以下でもない。社会保障のためだと言い出したのは後付けの話。一方で、薄く広く取ると始まった1989年、3%の消費税。今、どれだけ取られてる? 1割ですよ。10%ですよ。あなたが毎日のように搾り取られている10%。コンビニに入る、本屋に入る、パン屋に入る、食堂に入る。この10%はあなたに返ってくる10%じゃないんですよ。あなただけが苦しんでいるわけじゃない。一番苦しんでいるのは中小企業。消費税は赤字でも払わなきゃいけない。ごめんなさい、税金払えないんです。つまりは税の滞納。税の滞納の5割以上を消費税が占めてる。首が締まってんのは中小零細企業。先ほども言いました。中小零細といえば、この国の雇用の7割を握ってる。この人たち首絞めてどうするんですか? 中には取引先に、前の増税のとき、お前らこの増税分、この先も持てよ。それができないんだったら取引先を変える。そんな脅しのもとに不公平な契約を結ばされてるとこもある。借り入れ、借り入れまでして消費税納めなきゃいけないのが今の中小零細ですよ。一体何のためにそんなことやんのか? ひと握りの人たちが組織票や企業献金で多くの国会議員を支えてる。議員バッジをつけさせるために就職先まで、落選しても就職先まで世話をする。皆さんと投票する約束をしてもらった国会議員でも、入れてもらえるかどうかわかりませんよね? 確実かどうかはわからない。でも絶対にそういった組織票は裏切らないんですよね。そういった大企業や資本家たちに票と金で買収された議員たちが議会の半分以上になれば、どんなルールだって変えられる。どんなルールだってつくれる。結果、何が生まれた? 消費税ですよ。皆さんが払っている消費税は、搾り取られた消費税はその中の一部しか社会保障に回ってない。大企業に減税。皆さんには増税。そのようなことのためにこれ以上10%払い続ける意味なんてあります? 私はないと思う。日本だけですよ。30年。日本だけ30年。先進国中でただひとつ、景気が悪い国。そんな先進国、存在しない。30年不況が続く国、日本だけ。そこにコロナが来て物価高。30年不況が続く日本では、30年、実質賃金下がりっぱなし。そんな先進国ある? ない。日本だけ。他の国見て。時給2000円、3000円当たり前になってる。30年、実質賃金下がりっぱなし。日本だけ。30年でどれだけみんなの所得が奪われたか? 所得の中央値、高い所得から低い所得まで全部並べた真ん中の値。所得の中央値。この30年の不況で131万円減ってるんですよ。多くの人たちが貧乏にされてる。この状況において国内どうなってる? 今の日本ですよ。国民の6人に1人が貧困。高齢者5人に1人が貧困。それが今の日本。一人暮らし女性、4人に1人が貧困。それが今の日本。ひとり親世帯、お父さんしかいない、お母さんしかいないひとり親世帯は、2つに1つが貧困。もうとっくの昔に社会の底抜けまくってんですね。一方で大儲けしてる人たちいる。誰? 大企業ですよ。ルールを変えていってるんだからこの30年の間に。この10年以上の間は毎年過去最高益。内部留保600兆円を超える。現預金、キャッシュで見てみれば139兆円も新たにお金が増えてる。国民は貧困化。一方でひと握りだけはさらに豊かになっていく。どう考えてもこの超絶格差、誰のせいだっつったら、日本国民のせいなんですか? 政治がルールを変え、そして新たにルールをつくり、一部の人たちに利益誘導をし続けたら国民は疲弊する。当たり前の話。「物価高に負けないような賃金上昇を考えております」みたいなこと言ってますけど、何寝ぼけたこと言ってんねん。物価高だけの問題じゃない。30年不況。先進国で唯一。そこに加えてコロナがあって物価高なんだよ。緊張感が全くないのは政治のほう。国民は頑張り過ぎてる。一方で全く頑張ってないのが政治。それを変えるのが今回の選挙じゃないんですか? 力貸してほしい。れいわ新選組にどうかお力を貸していただきたい。力を貸す方法は、比例。今回2回、大きな投票をしてもらうことになります。投票所に行ったら1枚目、あなたの住んでいるエリア、ここで1人の代表の政治家を選びます。いわゆる選挙区。2つ目、比例。比例というのは全国どこからでもあなたの推しのグループの名前を書いていただける。個人名書いちゃダメですよ。山本太郎って書いたら無効になりますからね。比例で、ピンクの投票用紙の比例には、全国どこからでもひらがな3文字で「れいわ」、比例は「れいわ」とお書きください。お力貸してください。よろしくお願いいたします。
消費税やめたらどうなるか、先ほど少し触れました。もう一度お話ししたいと思います。れいわ新選組山本太郎と申します。消費税をやめれば、あなたの使えるお金が増えます。大体1年間、毎年20万円~30万円、皆さんの使えるお金が増える。20万円〜30万円お金が増えるんだったら、あなたは何に使いますか? 今でさえ足りてない物だらけでしょ? 必要な物を買う。それどころか自分自身が本当に欲しいんだけど諦めてた物、そういった物にもリーチできる。人によっては旅行に行く。あなたがどういった形であれ消費、物を買う行為は、回りまわって誰かの給料になる。当たり前の循環です。簡単に言います。りんごジュース。りんごジュースです。あなたが150円でりんごジュースを買ってくれた。その150円どこいきます? お店の従業員の給料の一部になる。それだけじゃありません。りんごをつくり出した農家、ここにもお金はいく。りんごを運んで工場でりんごジュースにされる。その労働者たちにも分配される。別の工場ではりんごジュースをパック詰めするためのパックをつくっている工場労働者にもお金が分配される。そしてそれぞれを繋ぐ輸送、トラックドライバーにもお金がいく。あなたの150円、どこまで拡がるんですか? お金が波及するってこういうことなんですよ。
一番この国で、賃金が上がっていくっていうことで必要なことは何か? 日本全体の景気が良くならなきゃダメなんですよ。為替の関係でとか、今、調子が良い業界でっていうことで売上が上がってるから給料上がってたりボーナスを多めに出たりするような仕事はあるでしょう。でもそれじゃダメなんですよ。日本国全体で賃金が上がっていくことが可能にするためには、まず30年の、失われた30年のこの国の景気の立て直し以外あり得ないんですね。そのためにはどうしたらいいですか? そのためには、消費にかかる税、これをやめるってこと。しかもこの消費税は先ほど言った通り、大企業減税の穴埋めに使われている。そのほとんどが社会保障には一部しか使われていない。そうであるならば、とっととやめましょうよ。とっととやめるべきだ。そうすれば皆さんが使えるお金が増えるだけじゃなく中小零細企業は息を吹き返す。つまりはこの国の経済が立ち直る入り口に入れるわけですね。
心配しなくていい。政治は変えられる。政治を変えるのはあなたなんだから。この国の最高権力者は皆さんなんだから。この国の最高権力者を総理大臣と思ってる人、全く違います。あんな者は雇われ店長です。先の雇われ店長はクビになり今、新しい雇われ店長になっているが、この雇われ店長さえもいつまでもつかわからない。この国の真の、この国の真の権力者はこの国に生きるあなたなんですよ。あなたがいないと変えられない。あなたがいないと始まらない。どうか力を、れいわ新選組に集めていただきたいんです。投票用紙、ピンク色。比例は「れいわ」、比例は「れいわ」にお力を貸してください。お願いします。ちょっとだけ具体的に数字出していいですか? ちょっとだけ具体的に数字、数字を覚えなくていいです。感覚的に捉えてください。日本の経済を上向かせるためには、あなたの生活を向上させるためには、まず景気を上げることが必要だって言いました。好景気にするための一番大きなエンジンって何ですか? 一番大きなエンジンは、GDP。GDP。学校で習ったけど忘れた人もいるかもしれません。経済規模を語るときに使われるGDP。これはみんなの儲け。みんなの儲け。みんなの儲けを足したものがGDPなんですよ。中身を見てみると、どんなもので構成されてるかっつったら個人消費、あなたが使うお金。民間の投資、設備投資など。そして政府支出、国が出すお金。そして純輸出。この4つなんです。この中で一番大きなエンジンどれですか? 個人消費なんです。つまりはこの国の景気を上向かせるためには、賃金を上げていくためには、あなた自身が使えるお金、これが増えていかないとダメなんですね。一人ひとりの国民の購買力を上げていくっていうことが実施されなければ、賃金なんて全体的に上がるわけないだろう? 当然のことなんです。でも国会の中では、「物価上昇に負けない、賃上げをですね」、効き目のないお経のように唱えまくってるんですよ。意味ない。今、やらなきゃいけないことは消費税の廃止なんです。一方で皆さんに先ほどお伝えした、不景気のとき、景気が悪くなりそうなときには、世界各国で減税が行われますよっていう話しましたよね? 消費にかかる税、消費税はとにかく減税が第一なんだと。その一方で日本だけが、日本だけが景気が悪いときに消費税を上げちゃってる。国民に対して経済制裁を行っている。そういう話をしました。じゃあこの国の景気を良くするためのエンジン。GDPの中の個人消費が消費税の無理な増税によってどれだけ失われたかを簡単に説明します。れいわ新選組代表山本太郎と申します。
比較します。リーマン・ショックと。リーマン・ショックとは100年に一度の不況と呼ばれたもの。このとき失われた個人消費はマイナス4.1兆円。マイナス4.1兆円。リーマンショックです。一方で消費税が5%、そのときに失われた個人消費はマイナス7.5兆円。リーマン・ショック超えてますね、金額で。消費税8%のときは、失われた個人消費マイナス10.6兆円。リーマン・ショック超え。消費税10%に上げたときには、失われた個人消費、マイナス18.4兆円。完全にリーマン・ショック超え。日本政府の手によって、自民党、公明党、民主党などの手によって、わざわざ一番大きな景気を動かすためのエンジンを大きく揺るがせた。大きく毀損(きそん)した。とんでもない国賊です。選挙で落としてください。選挙で必ず落としてください。経済オンチにこの国の舵取りを任せてしまえば、それで苦しむのはこの国に生きる人々。だからこそ取り戻すんですよ。取り戻す。取り戻す。経済オンチどもから日本を取り戻す。その先頭にどうかれいわ新選組を立たせてください。よろしくお願いします。ありがとうございます。
「消費税の事しかしゃべってないで。あのおっさん」、そう思った人もいるかもしれません。すいません。れいわ新選組代表山本太郎です。政策はかなり多くあるんですけれども、それを全部ここでしゃべると皆さん、終電逃します。なので、かいつまんでお話をしてます。もうひとつだけ最後に言わせてください。私たちれいわ新選組がつくりたい社会は何か? 生きてていい社会なんですよ。生きてていい社会。自分は生きてていいのかな? そんな疑問を持ちながら生きている社会なんて地獄ですよ。年間に2万人も3万人も、戦争も紛争も起こってない国の中で自分で命を絶つなんて異常でしょう? どれだけ追い詰められるんですか? この状況は経済の悪化と比例する部分があります。止めなきゃいけない。これ以上の経済の悪化は。そして皆さんの生活を安定させるような大胆な経済政策を打たなければならない。ある政党は若者の負担を下げるために、高齢者に対して安楽死という道を開こうとしている。そういうことをソフトな言葉で言ってる。ヤバいですよ。
世界にも安楽死、これを合法化している国はある。入り口は終末期。もう呼吸器を外せば、胃ろうを外せば、これ以上、手の施しようがないという人たちに対して最後を決めてもらう。けれどもそれを合法化したカナダなどでは、終末期どころか精神的に不安定だっていう人たちまで自分で命の最期を決められることになってしまう。拡大していくんですよ、こういうものは。生きてる人間をコスト、そう捉えて安楽死を拡大させていくのは、今、もう既にそれが合法化された国々では多く見られることだっていう話なんですね。一方で自分が決めた死に際、それに沿うんだったら問題ないだろって方もいらっしゃる。でもちょっと待ってほしい。人間は揺れる。人間は変わる。元気だったときの自分、ちょっと弱かったときの自分が最終的な場面に来たときに意見が変わる。当然、存在するんですよ。私たちれいわ新選組は2人の重度障害、そして1人の難病患者、国会議員でやってもらってます。そのうちの1人、ALS難病患者、舩後(靖彦)議員。ALSとは全身の筋肉が日に日に弱っていくんです。今、舩後議員が1つ質問づくり、そういうものをするのは目の動き、まばたき、そして歯の奥に挟まったセンサーで自分の質問をつくるんです。ものすごく頭はクリア。そういう状態なんですよ。過去に彼が国会議員になる前に、ALSで全身の筋力が落ちていったときに最終的に自発呼吸、自分で呼吸ができなくなるっていうときに選択を迫られた。この先そうなっていきますがどうしますか? 出した答えは、「死にます」だったんです。理由は? 家族に迷惑かけてるから。そして月日が流れて、いよいよ人工呼吸器を外す、そんな状況が訪れたときに心の底から「生きたい」っていう気持ちが湧き上がってきたっていう。そして今、国会議員やってますよ。人生なんてわからないし、人間は前に決めたからってそれを貫けるほど強い生き物じゃない。そして何よりも自分が迷惑をかけてるんじゃないかという思いがその死ぬ時期を決めてしまいかねない。最初は終末期から始まり、そして次は障害を持った人に拡がって、そこは精神障害まで拡がっていってその先は誰が選ばれる? 生産性で物事をはかられるような社会の中で、あなたが生きててもいいんだって誰が証明するんですか? あなたが決められる? 違いますよ、基準を決めるのは権力を持った者たち。つまりは何か? あなたがどれだけ役に立っているかということがこれ以上生きていいか、悪いかっていうことの基準にまで拡がる可能性だってある。若者を応援するために高齢者たちを殺せ。ある意味、そんな風潮がこの先、拡大していくという危険性を感じて、5年前に2人の重度障害者と、そして1人の難病患者に国会議員になってもらった。その時代は間違いなく近づいてきてるんですよ。冗談じゃない。もう十分生きただろ。あんたたちのおかげで若者たちが迷惑してるんだ。そんな社会、地獄ですよ。それがさらにその先、拡大されていけば、あなたが選ばれる番が来るかもしれない。絶対そんなことにさせちゃいけない。高齢者が金持ってる? 冗談じゃない。5人に1人は貧困。高齢者が役に立たないから死ぬべきだ? 冗談じゃない。日本国においての消費の4割は高齢者が握っている。この4割の高齢者の消費を失うことはあなたの所得を失うことにもなる。それぞれに役割がある。すべての世代において世代横断的に貧困が拡がって、どこも足りていない状態になっている。あるひとつの世代に対して大きく削ることによって別の世代に付け替える。こんなごまかしに騙されちゃいけない。すべての世代に底上げが必要。すべての人々に底上げが必要。それを求める権利はこの国に生きる人にこそあるんですよ。あなたの力が必要。れいわ新選組にお力貸してもらえないですか。ありがとうございます。生きてるだけで価値がある社会つくりましょうよ。そんな夢みたいなこと言うなって? そんなビジョンもないような奴に政治家なんてなってほしくない。あなたは生きてるだけで価値がある。その社会を拡大するために政治がある。それを本物にしていきましょうよ。その先頭にれいわ新選組に立たせていただきたい。
全国どこからでも比例は「れいわ」、比例は「れいわ」。ひらがな3文字、比例は「れいわ」でお力貸してください。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。このあとなんですけれども、南口のバスタ前っていうところでね、今日、選挙戦最終日って言われてるんです。夜8時にマイクオフ、マイクを切らなきゃいけないっていうのが選挙のルールなんですけれど、私たちの最終地点は新宿南口バスタっていうところになったんですね。もしこのあと、お時間があるっていう方でもうちょっと話聞きたいなって方がいらっしゃったら、ぜひ足伸ばしていただきたいと思います。そして、今日はさまざま皆さん予定があってこの場にいらっしゃってると思うので、選挙、明日でもいいんで必ず足を運んでほしいと思います。できればれいわ新選組に応援してほしい。与党も野党もないくらいに馴れ合い。国会はもう既に国会議員たちの職安と化してます。悪いのは自民党だけ? とんでもない。何言ってるんですか。自民党だけが悪いっていうことで30年もこの国の経済が没落するわけないでしょう。野党、何やってたんだよ。体張ってでも止めようとしたか? そんなことはしてこなかった。今こそ野党を強くするためには、本気の野党が人数を増やすしかない。それによってダルッダルのゆるっゆる、緊張感全くなしの国会の中に鋭い緊張感を生み出す。今でさえですよ、国会の中で、「あれ? 大丈夫ですか? え? この人、毒でも盛られて? もしもし? もしもし? お医者様いらっしゃいますか?」みたいな状態くらいに深い眠りについてるおっさん、いっぱいいるんですよ。すいませんね、小芝居しましたけど。この国会の中で、鋭い質疑で、嫌な追及でおっさんたち眼を覚ますしかないっていう状況をつくってるのがれいわ新選組です。どうかお力を貸していただきたい。拡げていただきたい。チャンスはあと1日2日残ってます。あなたの動きで変わる。あなたの動きでさらに倍増。ぜひお力を貸してください。比例は「れいわ」、比例は「れいわ」。全国どこからでもひらがな3文字、比例は「れいわ」でお力貸してください。バスターミナル前、このあと移動し、8時マイクオフのあとにツーショットタイムを開きますので、ぜひ写真撮って帰ってください。
で、ここでもしもですね、写真撮りたい人いたら勝手に撮ってくださいね。肖像権ほぼないので、自由に使ってください。で、ネットに上げてくださる方いらっしゃったら大歓迎します。ネットに上げる際にお願いがあります。メッセージ添えてほしいんです。そのメッセージの内容は山本太郎やれいわ新選組にとってプラスにならなくても大歓迎。マイナスでもいい。ディスってもいい。自由にやっちゃってください。目的は何かっていうと、日本の国内には宗教と政治についてはあんまり言わないほうがいいよね、そんな空気があるんですよ。大の大人が政治のことについて語りづらい社会って、どう頑張っても変わりようないですよ。この空気を動かしていくためには、あなたがネット上で何かしらつぶやいていただく、投稿していただくことによって、「あれ? この人こんなこと言ってる」「あ、こういうのに参加したんだ」とか、当たり前だろっていう空気をあなたから醸し出していただきたい。あなたと繋がった周りの人たちがそういう空気を受け取って、何かしら勇気ある一言をそのあとつぶやき出すかもしれない。政治のこと、語って当たり前だよ。あなたがこの国の株主なんだから。政治のこと語って当たり前だよ。あなたがこの国の最高権力者なんだから。今は50%の人たちが捨てちゃってるけど、あなたがいなきゃ変えられないんだ。あなたがいなきゃ始まらないんだ。一緒に変えましょう。その先頭に立たせてください。れいわ新選組と申します。ありがとうございました。比例は「れいわ」、比例は「れいわ」でお力を貸してください。ありがとうございます。
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