【文字起こし&動画】2024年10月22日 パレット久茂地前 山本太郎代表×伊勢崎賢治(比例東京ブロック 公認候補) 

投稿日:2024年10月23日(水)

山本太郎:
あぁ、ぐっときた。れいわ新選組代表山本太郎に代わります。やっぱ音楽いいっすね。愛があるわ。ね、そして伝えられるメッセージにも愛がある。この国から30年以上の不景気。まぁ、人々を削りながらそれを一部の大企業や資本家たちに、国内を草刈り場にしながら彼らの利益を上げてきたっていう国に、もう既に政治の世界に愛なんてないんですよ。国民を慮(おもんぱか)るっていう気持ちなんてほぼほぼない。だから痛めつけられるんですよ。6人に1人の国民、貧困。それが今の日本です。高齢者5人に1人が貧困、それが今の日本。一人暮らし女性4人に1人が貧困、それが今の日本。ひとり親世帯2つに1つが貧困、これが日本。沖縄はさらに状況が悪い。全国の子どもの貧困の2倍、沖縄の子どもたちは貧困。この物価高で苦しんでいるっていう中で7割が生活苦しい沖縄県内。そして所得の少ない、そんな家庭は50%以上が必要な食料を買えなかったと、令和5年、沖縄県の調査で出ている。このような状況の中でどうして国は支援しないの? 0.6%、その程度の国土の中に米軍の基地、関連施設、7割押し込んで多くの人たちがしんどい思いをしてるのに経済的支援しない? そしてここからは南西シフト。ここ沖縄と先島を軍事要塞化していく? 中国とアメリカの揉め事に日本がアメリカ側の尻馬に乗ってそのままいきゃあ、戦場は間違いなく沖縄。まず最初に標的にされるのは誰? こんなの普通じゃないですよ。この状況を変えるの、政治しかないんですよ。つまりはこの状況を変えるの、皆さんしかないんですよ。あなたがこの国のオーナーだから、力を合わせてやりましょうよ。

先ほど話しました、少しだけ。どうして戦争が終わらないのか?って。ウクライナ、3年終わらない。その理由は? もちろんロシアにも理由はあるだろうけどアメリカにも理由がある。アメリカ側の理由は何か? ウクライナに対する投資。ウクライナに対する投資の90%がアメリカの武器に変わってるんですよ。それによってアメリカ国内は好景気。アメリカ、そしてウクライナはそういう関係でWin-Win(ウィンウィン)なんだってことを、アメリカの国務長官が記者会見でもしゃべっちゃうんですよ。もう明らかなんです。戦争はなぜ終わらないか? 金儲けのためなんですね。そして今、アジア周辺に会社をつくっていた、支部をつくっていた、さまざまな軍事企業は日本に移ってきてるんですよ。どうしてか? 次のマーケットはここだからですよ。陰謀論でも何でもない、事実関係の話。緊張が高まるだけでも軍事産業の株価は上がる。それに加えて物まで売れて、それを消費する。そんな循環をさらに拡大したいがために緊張を煽る。一歩間違えれば戦争ですよ。知ってますか? 台湾有事。台湾有事に関するさまざまなシミュレーションが行なわれています。戦争になったときに一体どんな結果がもたらされるか? アメリカ空軍、その他にもさまざまなシンクタンク、軍事的なシンクタンクも含めて結果がさまざま出ているけどアメリカ劣勢なんです。そりゃそうですよ。そして短期間によって弾も切れるって。台湾は中国に奪われずに済んだが、人命と装備において多大な被害を受けて成功とは言えないっていう結果が数々出てるんですよ。絶対に踏み込んじゃいけない。徹底的に回避しなきゃいけない。じゃあ、それは誰が回避できるかっつったら政治以外ないんですよ。つまりは何か? 軍備の拡大で得られるものはない。ひと握りの人間たちの利益のみ。全体の利益を守るべき政治は、まずやるべきは外交なんだってことを国民の皆さんと一緒に声を上げて、そしてこの沖縄を軍事要塞化、何としても止めなければならないと思ってます。れいわ新選組と申します。れいわ新選組代表の山本太郎と申します。私たち、今回の選挙でね、一番びっくりしたことは何かっていうと、本物の人、世界の現場で戦いをやめさせてきた人。先ほどお話ししたけど、アフガニスタンの武装解除までやった人。対立するもの同士に武器を置かせるっていう最も難しいこと、戦争を終わらせたという実務家が、私たち、れいわ新選組から立候補してくれたんですよ。紹介させてください。伊勢崎賢治です。

伊勢崎賢治:
どうも。

山本太郎:
音出ますかね。

伊勢崎賢治:
はい。聞こえますか? どうも、伊勢崎です。

山本太郎:
ありがとうございます。軽やかにね。私の重い話から一気に軽やかに、重い話すんのも何やからってことで、軽やかに登場してくれましたけれども。伊勢崎さん、これね。

伊勢崎賢治:
はい。

山本太郎:
そのような、なんだろうな、利害が対立するもの同士に武器を置けっていうことって、そう簡単な話じゃないと思うんですよ。

伊勢崎賢治:
全然。全然です。そんな簡単に武器を置いてくれる相手、両者が戦ってるわけですよね。戦争なんか始まってません。それを止めるのは非常に難しいです。時には、いわゆる人権とか戦争犯罪をね、彼らが犯してきた。すごい戦争犯罪が積み重なってるわけですよね。それを一時的に問わない、でも銃を下ろしてくれとそういうことをやらなきゃならない場合があります。人命を助けるために。だからウクライナ戦争が始まったときに、自民党を含めてすべての党が、共産党までですよ、ロシア叩きに躍起になった。確かにロシアは侵略しました。いいですか。国際法でいうと侵略です、あれは。いつか裁かれなきゃいけない。でも裁くまで時間がかかるんです、これ。その間に人が死ぬ。その間に戦争犯罪がどんどん、どんどん積み重なる。だからまず止めなきゃいけない。止めなきゃいけないって声を上げたのはれいわしかなかった。

山本太郎:
ものすごく風当たり強かったですよ。逆風でしたよ、あれ。党の支持率下がったくらいですよ。だって、考えてみてくださいよ。ロシア悪だってことでみんなで当然、吊るし上げる。侵略したんだから。それに対してちょっと待てと。その方法では戦争終わらないじゃないかと。日本は中立の立場をとって、これはロシアと窓口になり、戦争を終わるためのテーブルをつくっていくほうに回らなきゃいけないっていうことに対して、ロシアの手先だっていう話にされてしまうわけですよ。

伊勢崎賢治:
そう。僕もそうされ…、そういう風に言われました。ちゃんと断ってるのに。ロシアは国連憲章で一番やっちゃいけないことをやった。それを問わなきゃいけない。でもそれには時間がかかるって何回も言ってるのに、何回も言ってるのに。プーチンから金もらってるんだろうとそこまで言われる。戦争っていうのはね、こういう風になるんです。おまえが、おまえらはあっち。こっち。そして同胞叩きも始まります。これが恐ろしいところですね。残念なのは、結構仲良かった共産党まで自民党と。私。こういうのは大政翼賛って言います。古い話ですね。こうなってしまったわけです。

山本太郎:
あのときひどかったですよ。ゼレンスキーさんが、ウクライナの大統領がですね、国会で中継で何かしら演説をすると。どんな訴えをするのかってことを私たちは聞いてたんですけど、終わったあとスタンディングオベーションだったんです。私たちは立たなかった。どっちかの側にウエイト置いちゃダメなんですよ。当然のことですよ。中立ってそういうことだから。

伊勢崎賢治:
そうです。

山本太郎:
でね、日本はその後、G7と足並みを揃えて経済制裁にまで踏み込んだじゃないですか。

伊勢崎賢治:
うん。

山本太郎:
これ一番悪い手だと思うんです。

伊勢崎賢治:
うん。

山本太郎:
これだってロシア側を完全に敵に回しちゃったら、この戦争を終わらせるための話し合いのカードを提案できないわけですよ。目の前にロシアがいて、これまでも関係性があったのに、いきなり敵国ということに自分たちから飛び込むっていうのは、これ自分たちの安全保障的にもまずいし、戦争を終わらせるということにも難しくなってしまう。どうしてそっちのほうに転がるのかなって、非常に苦しい状態ではあったんです。

伊勢崎賢治:
そう。それで、そうなんです。経済制裁っていうのはロシア全体に与える、ダメージを与える制裁でしょ。これさっきパレスチナの話しましたね。何々人を殺せ、何々人を痛めつけろ、何々人を攻撃しろ。これはいけないんです、やったら。やったらいけないんです。国際法でそうなってるんです。戦後まもなくホロコーストの教訓からこれが生まれたんです。ジェノサイド条約って言います、それを。集団懲罰です。日本で言うと連座ですね、連座。みんな悪いっていう意味ですね。これはやっちゃいけない。ロシアはやったとしてもデカ過ぎます。アメリカと同じくらい。アメリカ、申し訳ないけどこの言葉を使って、アメリカはこの世で一番戦争をし、アメリカ同国人以外の国民を殺してきた国です。戦争犯罪はもう並大抵ではない。だからといってアメリカを経済制裁しますか? そこなんです。それでこれを二重基準といいます。で、やったとしてもアメリカがびくともしますか? しないでしょう。国力があり過ぎる。ロシアもそうなんです。で、プーチンを、プーチンを痛めつけるためにこれをやる。その間ずっと血を流してるのはウクライナ人なんですよ。我々ではない。共産党員でもない。日本人でもない。ウクライナ人なんですよ。つまりプーチンを痛めつけるという正義のために死んでるのはウクライナ人なんですよ。

何で9条を持っている日本が「まぁまぁまぁ、やめなさい。机に座ろうよ」となぜ言えないんですか? もうそれは実は始まってますけど、他の国で。今、中国がそういう役割を担うようになってきました。昔は、あれ日本やってたんですよ。30年前に。まだアラファトさん、覚えてらっしゃいますか? アラファト、PLO(パレスチナ解放機構)のリーダー。彼はテロリスト扱いだったんです、テロリスト。西側諸国全部で。テロリスト扱いですよ。そのときに、日本外交が彼を初めて日本に呼んだんです。その数年後、彼はノーベル平和賞もらいました。日本はこういう外交をやった歴史があるんです。これこそ9条の精神の外交といえるでしょう。なぜそれが継承しないんですか? それを継承することによって、それは日本の防衛力にもなるんです。防衛力。ノルウェーっていう国見てください。同じようにロシアと接してるんですよ。でもノーベル平和賞の国ですよね。平和外交やってます。で、NATOの側についてます。アメリカの側についてます。だけれどもロシアを刺激しないことで、ロシアも含めて、例えばパレスチナのオスロ合意、それを締結させる主軸になったわけです。つまり、こんなちっちゃな国でも、こんな風に国際平和に貢献してる国を痛めつけたら全世界を敵にするというこのプレッシャーをつくる、自分たちで。これが平和外交による防衛力なんです、これ。なぜ9条の国ができないんでしょう。やった時があったんです、これ。それをもう一度、もう一度、この沖縄から。すいませんね。なんか沖縄の人にやれって言われて。僕、骨をうずめるつもりですから(笑)。本当は大学退官後引っ越してこようかと思ったんですけれども。やりましょう、これ。れいわと一緒に。もう一度、復活させるんです、日本の外交、平和外交の資質を。よろしくお願いいたします。

山本太郎:
ありがとうございます。周辺国家とコミュニケーション取れない国なんてもうむちゃくちゃですよね。ご近所さんとも何かしら挨拶も交わせないっていうことで拒絶し続けるっていうのは無理なんですよ、実質ね。今、中国に対して、アメリカとの緊張の中で、これはアメリカ側に全ウエイト置いて中国と敵対していくということは、おそらく日本政府、考えてることなんですよ。でもアジア見てみてって。アジア諸国は何言ってるかっつったら、選ばせるなって言ってます。アメリカ側? 中国側? 冗談じゃない。選ばせるな、俺たちにって。とにかくそれをやめろと。平和だって。余計なことしてくれるなっていうことを小さな国であったとしても固まりになってやっていくんですよ。それこそ外交じゃないですか。一方で日本はどうだっつったら、アメリカとの、この中国との緊張に乗っかって、逆に言ったら、軍拡をするって言うんです。これ、一番まずい。一番まずいですよ。これ、拡大していったら、いつかこれ踏み外しますよね。大変なことになってしまう。この状況から考えて戦争にならなくても、人死にます。どうやって死ぬか? 経済で死にます。スーパーコンピュータ富岳、それで計算されたものによると、たった2ヶ月。中国から1.4兆円、1.4兆円の部品が入ってこないだけで、日本では53兆円のものが作れなくなるんですよ。53兆円のものが作れなくなる。そこに関わる事業者どうなる? 労働者どうなる? 物ができたとしてもそこから運ぶ。そしてその先で販売する。いろんな人たち関わってる。どこまで影響広がりますか? 53兆円失われるだけじゃ話は終わらない。桁が変わった上で広がる。戦争にならなくても、ただ緊張が高まるだけで、そして少しの部品が入ってこないだけで、この国、詰むんですよ。

じゃあ何をしなきゃいけないかって? 外交しかないんです。日本は外交している? 第2次安倍政権から現在に至るまでの間、北朝鮮から衛星が発射されたり、ロケット発射されたり、さまざまありましたよ。ミサイルと呼ばれるものだったり。そのときに直接、北朝鮮に物言ったかな? 言ったことないです。「遺憾に思う」「けしからん」。言葉はそれだけ。じゃあどうやって誰に対してメッセージしたんですか? 中国にお願いして言ってもらいました。これ外交っていう? 外交には違いないかもしれないけど、そんなやり方で北東アジアの平和なんて守れる? 対立する国とも話し合っていかなきゃダメなんですよ。最悪の事態を避けるために。軍備拡大をして、対立を煽って、その先には間違えば戦争になる。そうなったとしたら、戦争にならなくても緊張だけで経済的に人が死ぬ。事業者倒れる。失業者大勢なる。火遊びはもうやめたほうがいい。一部の者だけに儲けさせるために、43兆円もの軍拡。中身はほとんど決まってない。アメリカから大量の武器を買い、国内で、より遠くに飛ぶ武器をつくるって、それによって北東アジアの平和を守れるか? 守れませんよ。やるべきことは何か? 言うべきことは言った上で、しっかりと安全保障をつくっていく。そのためには何が必要かっつったら、ここ沖縄がその鍵握ってる。そういう考えを持った人が伊勢崎さんなんですよ。

伊勢崎賢治:
ウクライナ戦争のことをもう一度思い返してください。実はアメリカがウクライナを対ロシアの最前線、でしょ? 目の前、ロシアですから、接してるわけですから。ね。それと位置付けて、NATO、アメリカがウクライナに軍事供与、武装の供与をし出したのは実は2014年からなんです。ずっとやってたんです、これ。そりゃあ、目の前にロシアから見たら、時にはね、敵の見方も考えなきゃいけません。彼らがどう思ってるのか。もし、アメリカが例えばその下に今、ちょっと揉めてますけど、メキシコという国があるでしょ? メキシコに親ロシアの政権ができて、メキシコ国境にアメリカとの、NATOとアメリカがウクライナにやってきたことをやったらアメリカ政府、黙ってると思いますか? そういうことなんです。そういうことをやり続けてきたんです。だから切れちゃったんです、一回。ここが問題なんです。挑発する、軍事挑発する、敵を。それはロシアの言うことを信じろとは言いません。中国の言うことを信じろとは言いません。でもちょっと冷静に考えてください。ひとつ申し上げます。この40年間、今から40年のこの間に、アメリカが軍事侵攻した、つまり攻めていった国は何個あるでしょう? 違います。13個あります。そのうちのひとつがアフガニスタン。僕が働きました。

じゃあこの40年間に中国が軍事侵攻した国ですよ、国。珊瑚礁じゃない。いいですね? 国はいくつあるでしょう? ゼロです。ゼロです。アメリカが自らの軍を置いている、国外に置いている軍事基地、アメリカ基地はいくつあるか知ってますか? 世界に。750です(笑)750です。80ヶ国。そのうちひとつがここです。一国に日本はアメリカ基地を最も抱えてる国なんです。じゃあ中国はどうでしょう。中国本土以外に、中国軍の基地をいくつつくってますか? ひとつです。ジブチというとこなんです。アフリカの上のほうですね。でも、そこにはなんと自衛隊基地もあんですよ。9条の国が、ついに軍事基地を国外に置くようになってしまいました。誰がやったか? はい。旧民主党です。すいません、喜納さん(笑)旧民主党がやったんです、これ。そのときから僕、ダメなんです、あの人たち。申し訳ない。自民党じゃないですよ。僕は必死になって止めたんですよ。これでも。友達いっぱいいたから。護憲派の。止めたんですけど聞かなかった。ここなんです。それが今、何か訳の分からない党になんか分裂しちゃいましたけれども。そこなんですよ。ジブチにはアメリカの基地もある、日本の基地もある、中国の基地もある。でも中国はそこだけしかない。もちろん珊瑚礁を埋め立てたりしてお騒がせしてますけれども。つまり僕が言ってんのは他国の領土に軍事基地をつくってるっていう意味です。これは別に中国をね、言ってることは何でも信用しろっていうわけではない。大国です。ロシアもそうです。警戒しなきゃいけない、我々は。言ってることを。つまり彼らがくしゃみすると我々は風邪引いちゃう、アメリカもそうであります。でも、ちょっと冷静に考えてください。あまりにも怖がり過ぎる。我々は。我々は。そこなんです。キーン・ソード。どういう意味か知ってます? キーン・ソードってカタカナで書いて、日本で報道になってるでしょ? あれ、英語Keen Swordって「鋭い刀」って意味ですよ。鋭い刀作戦ですよ? めっちゃくちゃ、めっちゃくちゃ挑発してるんですよ。それがここで行なわれている。先島諸島で行なわれている。まぁ誰だって敵がいたらその目の前に武器並べたくなるでしょ? まぁガキでも。あ、子どもに失礼かな、これ(笑)これ。考えられることです。

僕は一応、安全保障の専門家ですから。すごく残酷な言葉があるんです、実は。それがトリップワイヤー。ちょっと覚えてってください。トリップワイヤー。これ「仕掛け線」っていう意味なんです。超大国、例えばアメリカがそれに敵対するロシアとか中国、それの喉元近くにトリップワイヤー、仕掛け線、武器を置く。それを遠くでアメリカが引く。そして何かのときにはアメリカ本土に来る前に対処できる。そのトリップワイヤー、仕掛け線を仕掛けたところが犠牲になっても。これが軍事の考え方なんです。犠牲になるんです、ここは。日本全体の中ではまず沖縄。沖縄の中でも先島諸島。そういうことなんです。でもしょうがないのか? それでも中国怖いから。ちょっと考えてください。同じようにアメリカと同盟関係を組んで、ロシア、例えばロシアに接している国がある。それが僕の仲間もいっぱいいる、学者仲間がいっぱいいる、ノルウェーっていう国です。帰ったら地球儀見てください。本当、ロシアと接してます。北極圏で。北極圏で。ノルウェーは本当にアメリカの最重要同盟国なんです。でもさっき言ったようにノーベル平和賞、ロシアも含んで世界への平和を考えようという、そういう外交をやってきた国。で、僕も行っていました。ロシアとの国境に。今度、一緒に行きましょう。実は石破さんも行くはずだったんです、一緒に(笑)石破さんも一緒に行くはずだった。首相になる前に。あなた連れて行きたい。(山本太郎:ぜひ)果たしてノルウェーはロシアとの国境に沖縄の先島諸島みたいに武器を置いてますか? 銃武装してますか? してません。してません。

でもロシアで人権問題が起きたら真っ先にそれを追及する、それがノルウェーなんだ。人権国家なんです。そういう距離の取り方があるでしょう。でも軍事的には戦争になっちゃうから。本当に戦争になっちゃうから。戦争になったらここが、東京よりもここが先に狙われる。だからあえてちょっとの武装しかしない。ちょっとの武装しかしない。そういうことなんです。そういうやり方を親米国家でありながらやってきた国が現存するということ、これも頭に入れてください。で、少しちょっと怖がる気持ちが和らぐはずです。なぜ軍備が必要なのか? 皆さんが怖がるからなんです。それだけなんです。協力ください、我々に。力を与えてください。よろしくお願いします。どうも。

山本太郎:
怖がらせることによって得する人たちもいますからね。国家の予算をさらに軍備へと導くことによって、そこで利益が得られる人たちいますよね。そこから票がもらえる人たちいますよね。戦争は商売。ビジネスです。だから3年もウクライナ、終わらない。そういう話しましたよね。ウクライナに対して90%、ウクライナに対しての投資、軍事的投資の90%以上、アメリカに還流されてるって。国内は軍需景気で好景気だって。ブリンケン国務長官自身が会見で述べるくらいの話なんですよ。つまり何か? アメリカ国民は殺さない。同盟国と自分たちの敵国と決めてる奴らを削らせ合う。その間、遠くから武器を送る。それで国内は好景気。オフショア・バランシング。遠いところから漁夫の利を得ますっていう戦い方をアメリカはこのウクライナでもやってる。次のステージはどこか? アジアだっていう話。これ絶対、形にさせるわけいきませんよね。みんなが煽られれば煽られるほど、今の政治家たちはさらに武器をという話、していきやすい。コントロールしやすくなっちゃうんですね。やるべきことをやれ。それは何か? 外交しかないんですよ。外交の失敗が戦争なんだもん。外交すらしてねぇじゃないか。当たり前のことを言っていこうってことなんですね。

そしてその現場に本物の実務家を送り込もう。それが伊勢崎賢治でございます。何をしなきゃいけないのか?ということに関して、私、伊勢崎先生の話を聞いてなるほどと思ったことがあります。それは何か? すべての対立する、すべての対立する当事者。対立しない人も含めてその地域の者たちが集まって、話し合いができるプラットフォームっていうものをつくるべきだ。石破さんがアジア版NATOみたいな話してますよね。でもそんなもん、もう古いやろってことなんですよ。軍事同盟拡げていきながら仮想敵国を囲っていくっていうことでは戦争にしかならない。それじゃダメなんだ。じゃあどうするんだっつったら、中国も北朝鮮もロシアもそれ以外の国々も同じテーブルを囲む。コンスタントに囲む。軍事的緊張のみならず、さまざまなエネルギー問題だったりとか、その地域が抱える課題、そういったものに対して定期的に話し合うという場をつくっていく。そういった会議をどこに設置するか?っつったら、この沖縄しかないじゃないかってことなんですよ。やりましょうよ、みんなで。そういったことを事前にやりながら、紛争を未然に防いでいく予防外交、世界では行なわれているそうです。日本もやろう。日本もやろう。

30年、経済的に日本は不景気ですよ。景気が悪い、経済不況、30年。先進国でただひとつ。その間に製造業など国内空洞化。国民は貧困化、さっき言いましたよね。6人に1人の国民貧困だって。高齢者5人に1人貧困で、一人暮らし女性4人に1人が貧困で、ひとり親世帯2つに1つが貧困で、一部の金持ち、大金持ち、この13年の間に大企業は600兆円を超える内部留保を手に入れ、現預金だけでもこの13年の間、139兆円もの新たな金を手に入れてる。一方で国民はどうだ? 放置プレイですよ。この国に未来はあると思うか? あなたの未来は希望溢れるものか? そう言われたとしても、不安しかない、そう答える国民多数ですよ。そんな国、強いとはいえない。みんなが希望を持って生活が安定して将来を夢見れて、そしてイノベーションも起こっていくような経済活動を活発にしていくこと。世界のトップを握っていた日本の経済、1995年、世界経済の2割ですよ。今は? 4%切ってる。転落、転落、転落。国民も超絶格差の中で苦しんでる。物価まで上がってる。中小企業、バタバタ潰れてる。8割、不況型倒産。戦争? 軍備? ふざけんじゃない。今こそ国民生活を底上げして、この国の消費と投資を盛り上げる。日本の経済活動を、これは世界平和に繋げていくっていう、以前、私たちがやったことじゃないの、それ。もう一回取り戻しましょうよ、それ。取り戻す。取り戻す。「経済オンチたちから国を取り戻す」ですよ。30年も不況を続けるような国づくりした奴らなんてクビです。それが自民党。それの劣化コピーが民主党。取り戻すぞ、みんなで。その先頭に立たせてください。

簡単に言います。消費税やめます。消費税とはあなたの社会保障とほとんど関係ない。毎日搾り取られてる消費税。そのほんの一部しか社会保障に回ってない。誰が使ってんの? 大企業に大減税、組織票と企業献金もらいまくってる人らがご恩返しに大減税続けてるんですよ。消費税上がるたびに法人税は下がり続けて30年。大企業どうなった? 過去最高益ですよ。みんなは? 貧困拡大ですよ。それを考えたとしたら、消費税をやめれば毎年20万円〜30万円、みんなが使えるお金が増える。その一部でも使ってくれれば、あなたの消費は誰かの所得に変わっていく。まずは需要喚起するための大きな政策として、そういうものを大々的にやっていく。そして一番助かるの誰? 中小零細。消費税で首くくるしかないって人たち、いっぱいいますよ。この国の7割の雇用を握っているのが中小零細。そこに対して、息を吹き返す政策としても消費税、効果てきめん。消費税廃止。大企業が30年おいしい思いをして、たんまり溜め込んだんだったら、次にいい思いをする、豊かになるのは皆さんの番ですよ、いかがでしょう? 

そしてもうひとつ。日本の製造業、ものづくり、素晴らしいですよね。でもこの30年の不況の中で日本の供給能力、物をつくる力、弱り続けてます。世界のトップ企業からどんどん転落しているのが日本。平成元年、世界のトップ50の企業、そのうちの32社は日本の企業だった。今は? たった1社。極東の島国、完全没落した国になっちゃってんですよ。私はこれが我慢ならない。真面目に働いてる日本国民。そしてものづくりというものにも熱心だった人たち。その人たちからその機会を取り上げたのが30年の不況。一部の資本家、大企業に利益を横流しすることで、この国を草刈り場にしたんですよ。もう一回取り戻したい。ものづくり大国日本を。そのための政策、簡単に言いますね。アメリカを手本にしたいんです、こればっかりは。日本国内による米軍の振る舞いっていうものには軽蔑しかないですよ。超低空飛行したりとか、さまざまありますけど、アメリカ政府はアメリカ国内で結構いいことやってんです。どんなことか? 政府調達。政府が必要なものやサービスを政府が買い上げていく、ということがあるんですね、政府調達。日本の予算は大体年間10兆円、そのうちの20%くらいは海外の医薬品だったりとか輸入品を買ってるんですよ。一方アメリカは何ですか? アメリカは80兆円規模。政府調達80兆円規模。そのうちの90%以上は国内産品を買いまくってんです。買いまくってる。アメリカ国内でアメリカの人々によってつくられたさまざまな工業製品だったりとかヘリコプターブレード、そしてオフィス家具に至るまでとにかく買いまくっていく。

結果どうなりますか? アメリカの死んでた製造業、息吹き返したんですよ。それだけじゃない。アメリカのそれに関わる労働者、賃金が上がった。安定した。良質な雇用を大量に提供することになった。30年不況が続くこの国で、日本政府がメイド・イン・ジャパンを買いまくる。今こそ必要な政策だと思うんですけど、皆さん、いかがですか? 取り戻そう。ものづくり大国日本を。産業の空洞化。ね、そのような状況をつくってしまったんだから、国内回帰をしてもらう。そして良質の雇用を拡げていく。そのためにも、れいわ新選組に先頭に立たせてください。よろしくお願いします。山本さん、夢みたいなことばっかり言ってはる。あんたら数が少ないのにそんなことできるわけないじゃない。そう思われてるでしょ? そういう方も混ざってるはず。心配しなくていい。数は少なくてもやれることがあるんです。2019年に山本太郎1人で旗揚げしたのがれいわ新選組。そのときに私たちがつくった政策。一丁目一番地、消費税廃止を含んだチラシを各党の国会議員に見てもらったんですよ。結果どうだったか。笑われた。馬鹿なんじゃないか? 今さら消費税を下げてほしいという国民もいないだろうし、もう30年以上、自動的に取られているものに関してみんな興味も持たない。山本太郎センスない。そう言われたんですね。でも今、この選挙においての政策、各党を見てみて? 自民、公明、立憲、この政党以外は軒並み消費税減税に踏み込んでるんです。つまりは何か? 数が小さくても風穴を開けて、各党に対して、その政策を採り入れさせるような動きになってるんですよ。国会の中、外、そしてそれを望む人たちと力を合わせて前に進んでいくんです。この風穴、風穴で終わらせちゃいけない。まずは減税、勝ち取ろうじゃないですか。大きな穴を開けて、そしてその先の廃止に向けて、そしてジャパン・アズ・ナンバーワン、ものづくり大国日本をもう一度復活させて、経済力を持って平和構築をしていく。その先頭に立たせていただきたい。れいわ新選組、れいわ新選組と申します。

皆さん、今回の選挙でね、おそらく投票という形では2つ。最高裁のどうのこうのは置いといて2つ。2枚、投票していただくと思うんです。ひとつは選挙区、あなたのお住まい。お住まいになっている地域、そこでの代表者を1人選んでもらう。政治家の名前を書く選挙区です。ここにはどうか、沖縄4区、沖縄4区にお住まいの方、ぜひ「山川ひとし」と書いていただきたい。立憲民主党に沖縄は守れない。武器輸出緩和、そして武器開発、国内の武器製造拡大に対して賛成している人たちですよ。逆に言ったら南西シフトを強化するものでしかない。彼らに沖縄は守れない。それを考えたら4区、先島に一番近い4区、ここはれいわに先頭に立たせてください。お願いします。沖縄4区は「山川ひとし」。そしてピンク色の投票用紙。ピンク色の投票用紙は全国どこからでも投票していただけます。個人名書いたらNG。山本太郎なんて書いたら最悪。ゴミくずになります。山本太郎は参議院。だから今回の選挙、一切関係ない。候補者ではありません。あなたの推しのグループ名を書くのが比例でございます。自由に書いていいですよ。自民? 維新? 日本の破滅を早めます。今、書くべきは、ひらがな3文字「れいわ」、ピンクの投票用紙には「れいわ」、「れいわ」とお書きください。よろしくお願いします。

ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎です。もう残り5分ほどになりましたので、エンディングに入らせていただきたいと思います。で、もし皆さんもう少しお時間大丈夫だっていう方いらっしゃったら、この後なんですけれども、私、山本太郎、そしてアフガニスタンで武装解除したというですね、もう漫画ですか?みたいな伝説の人物、伊勢崎賢治。喜納さんもいてくださってるんですか? 喜納さんも一緒に写真撮ってもらえないですか? 大丈夫ですか? そして我らのレジェンド、喜納昌吉さん。一緒に並んでですね、写真撮っていただくというようなことができればと思うんですけども。あ、今、スリーショットでこの上、乗りましょうか、まずは。はい。ありがとうございます。喜納さん、ひょっとしてお時間もあるかもしれないので。ありがとうございます。どうぞどうぞ。このスリーショットをですね、何かしら玄関先にでも貼っていただければ、宗教の勧誘とか来なくなると思います。はい。しつこいあの勧誘が来なくなったみたいな声が聞かれるかもしれません。じゃあ、あの、こちら側から目線行きましょうか? ありがとうございます。ありがとうございます。れいわ新選組です。そして素敵な歌を聴かせてくれた喜納昌吉さん。そして紛争解決請負人、伊勢崎賢治でございます。ありがとうございます。では次はここら辺いきましょうか。ありがとうございます。目線をください。ありがとうございます。れいわ新選組です。

まずはあなたの使えるお金を増やす。あなたにお金を使ってもらったものは誰かの所得に変わっていきます。大胆な減税、消費税は廃止。消費税とは、あなたの社会保障とはほとんど関係ありません。大企業の減税に使われているもの。この辺をお願いいたします。目線頂戴いたします。ありがとうございます。消費税をやめれば1年で毎年、皆さん20万〜30万自由なお金が生まれます。使ってください。あなたのために。必要なものを買ってください。あなたが何かを買えば、そのお金は回りまわって誰かの所得になります。ありがとうございます。さぁ、というわけで喜納昌吉さん、ありがとうございます、本当に。みんなで変えていこう。沖縄を守ろう。まずこの国で幸せになってもらうのは沖縄の人たちですよ。ひどい目に遭ったんだから当然でしょう。守ろう、みんなで。ありがとうございます。

さぁ、というわけで、このあとですね、あの、山本と横に来ていただいて写真を撮ってもらうってことも、もう一弾やりたいと思います。で、撮っていただいた写真は好きにしていただいて結構です。このあと山本と横に並んでいただいてね、ツーショット、スリーショット、フォーショットみたいなことをやっていくんですけれども。その写真、もしも撮られた方、ネット上に上げられるよ、そういう方がいらっしゃったら、ぜひネット上に上げていただきたいんです。お願いがあります。一言メッセージ添えてほしい。そのメッセージの内容は、れいわ新選組もしくは山本太郎に対してこれはプラスにならなくてもいい。マイナスのメッセージでもいい。ディスってもいい。自由にしてください。あなたの自由です。それをやってもらうことによって何が生まれるか? 政治の話がタブーじゃないんだ。そういうことをあなたと繋がった周りの人たちにシェアしてもらいたいんですね。この国のオーナーは誰? 最高権力者、誰? 総理大臣? 違う違う。あんなもん雇われ店長。前の店長クビ。今、新しい店長。あの店長もいつまで続くかわからない。この国の真のオーナーはあなた。日本という会社の株主はあなたです。株主が会社について物語らないなんてあり得ない。みんなで喋っていこう。自由に意見しよう。そこからじゃないと国は変わっていかない。そういうような観点から、私たちにとってマイナスのメッセージでも受け入れます。どんどん発信してください。よろしくお願いします。このあと写真を撮る場所、皆さんにお伝えします。

お願いがあります。大政党。私たち裏金ネコババみたいなことができないもんで。まぁ、もちろんやりません。なので非常に資金的に大変な思いをしております。皆さんの中で、れいわ頑張れ、ワンコインでも応援してやる、そういう方がいらっしゃったらぜひお願いをいたします。ご寄附のお願いです。で、例えばですけど、いやいやいや、1000円でも、いや1万円でも。もしも無理のない範囲でそういう方がいらっしゃったらぜひお願いします。お金がすべてではございませんよ。金の話しといて何ですけど。あなたが2枚目の投票用紙、これはピンクの投票用紙、比例で「れいわ」って書いてねって周りの方々にお願いをしていただき、約束を付けてもらうっていうのは何よりもの大きな、多大な支援となりますので。お金がすべてじゃない。あなたの近くにいる人たちにぜひ広めていただければ幸いです。ありがとうございます。さぁ、このあと写真を撮って参ります。で、ボランティアセンターもございます。あ、こっちちゃうわ。新宿西口にございます、TKP新宿西口カンファレンスセンター、詳しくはホームページをご覧いただきたいと思います。ネット中継をご覧の皆さん、よろしくお願いいたします。さぁ、というわけで、やるしかないよね。変えてやるしかないんだよっていう。あなたがいないと変えられませんからね。あなたがいないと始まらない。あなたがいるから変えられる。この国の最後の希望はあなたなんですよ。一緒にやってやりましょう。ひっくり返してやりましょう。比例は「れいわ」。比例は「れいわ」。どうかあなたのお力を貸していただきたい。希望をつくろう。希望はつくらないと出来上がらない。やれるよ。こんなむちゃくちゃにされたんだから、その逆をつくれるのも政治。比例は「れいわ」でお願いします。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

れいわをもっと知る・応援する れいわ新選組 オフィシャルサイト

SNSやLINEであなたのご家族、
お友達、知人に広めてください!